アブダビF1合同テストで見えたもの
4日から6日まで、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行なわれた合同テストは、バルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセルがドライブしたメルセデスが2日ともトップタイムを記録して、総合の1-2で締めくくった。
フェラーリがそれに続き、ストロール+レーシングポイントを挟んで、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトのトロロッソ・ホンダが7-8番手に並んだ。
レッドブル・ホンダの二人が低調なタイムだったのは、徹底してロングランを行なったためと思われるが、今回のテストは、2020年用タイヤのフィーリング確認を主目的に行なわれたことから、タイム自体は重要な意味を持たないと言える。
表の右端に、*印が着いているのが2020年タイヤだが、少なくともタイム的には、ピレリが用意した新たなタイヤは、今シーズン用に見劣りしない。
ただし、フィーリングがどうだったかが、重要なカギであり、ピレリは、“各チームからの評価の結果、70%を超えるチームの評判が悪かった場合、2020年タイヤはお蔵入りになって、2019年タイヤを来年も使う”としている。
その結果は、9日月曜日に結論が出される。
【STINGER】
photo by PIRELLI