クビツァ、アルファロメオとサードドライバー契約
ウィリアムズとの契約を終了したロベルト・クビツァが、Orlenのスポンサーを持参でアルファロメオのサードドライバーとしてチームに加わることを、Raca Fanサイトが伝えた。
現段階でのクビツァのポジションは“サードドライバー”だが、母国ポーランドの石油化学会社Orlenを持ち込んで、“アルファロメオ・レーシング・オーレン”というチーム名になることから、正ドライバーになる可能性もある。
チーム代表のフレデレック・ヴァッサーは、クビツァの能力を高く評価し、「開発が進むことを期待している」とコメント。もともとクビツァは、2006年から2009年まで、スイスのヒンウィルを拠点とするBMWザウバーのドライバーだったが、このチームはそのまま現在のアルファロメ・レーシングであり、いわば古巣に戻る形になる。古巣ザウバーでは、2008年に優勝もしてシーズン4位の成績を挙げている。
「時間と状況は違うけれど、ボクの決意はその時とまったく変わっていないし、勝利へのモチベーションを持てると確信している。アルファロメオ・レーシング・オーレンが、次のステップになることを楽しみにしているよ」とクビツァは古巣への復帰に胸を膨らませている。
[STINGER]山口正己
photo by Jiri Krenek/activepictures