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最も効率的だったのは、やはりメルセデスとレッドブル・ホンダ

メルセデスのGP現場スタッフ。約100人。この他に、イギリス・ブラックネルのベース基地にはあと300人ほどが闘いをサポートしている。

Race Fans netが面白い集計を行なった。2019年の上位5チームの推定収益や、スタッフ数の変化などをまとめ、2019年シーズンに1ポイント当たりいくらかかったかを計算した。

2019年のシリーズポイントトップ6は、
1. メルセデス 739ポイント
2. フェラーリ 504
3. レッドブル 417
4. マクラーレン 145
5. ルノー 91

この上位5チームが、“1ポイント稼ぐのにかかった金額”というのも興味深い。

【STINGER】ではF1を“整理整頓世界選手権”と呼んでいるが、以下に効率よく活動できているかが、この指標で明らかになる。面白いのは、1ポイントにいくらかかったか、という計算で、レッドブルがメルセデスと同じデータになっているところ。レッドブルは、タイヤ交換で1.82秒という素晴しい速さをみせ、チームの体勢が整っていることを証明した。それをチーム代表のクリスチャン・ホナーが、「ホンダがトラブルのないいいパワーユニットを届けてくれたおかげ。スタッフの疲れが最低限に抑えられたたまもの」とコメントしたが、そこも含めて、レッドブル全体が、いかに効率よくレースを闘っているかという指標になった。

ちなみに、1ポイント稼ぐためにかかった費用は、メルセデスとレッドブルが643万円。これは、日本の中小企業の課長クラスの年収に匹敵し、やはりF1が“タダモノ”ではないことも見えてくる。

また、1ポイントを獲得するためにいくらかかるかというこのデータは、三強以外のチームになると、一気にその“単価”は高騰し、マクラーレンで1859万円に跳ね上がる。この辺りから、F1が気楽な家業ではなく、ここでも効率がいかに重要かが伺われる。

この表のそれぞれの数字を睨みながら、想像力をたくましくすると、違ったF1が見えてくる、かもしれない。

[STINGER]山口正己

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