フォーミュラE中国は中止検討、F1中国GPは状況監視中

F1開催コースの上海国際サーキット。F1中国GPは、成り行きが見守られている。
フォーミュラE-FIAは、コロナウイルスの拡散を考慮し、3月月21日に予定されているフォーミュラE2019-2020第6戦中国大会『三亜E-Pri』の開催について、中止も視野に入れて中国当局と協議している。
WHO(World Health Organisation=世界保険機関)が、コロナウイルスを国際的な緊急事態と宣言していることを考慮し、スタッフやシリーズ参加者、そして観客の健康と安全を確保するため、会場予定地の海南省/三亜市政府の地方自治体と事態の進捗状況を状況を監視し続け、状況が改善された場合、代替日程の可能性調査を行なう予定という。
フォーミュラE会場の三亜市は、コロナ・ウィールスが発見された中国内陸の武漢市から約1500kmの南南西に位置する。一方、F1の中国GP開催予定の上海は、武漢市から約600kmほど東に位置するが、開催は三亜E-Prixの予定の3月19日から1カ月後。事態が安定している可能性も高いが、F1GP第4戦中国GPは、慎重に状況の監視が続けられている。
[STINGER]山口正己
Photo by Red Bull Toro Rosso HONDA