改めて、テクニカルダイレクターという存在–マクラーレンが今年もイケてる!?
マクラーレンは、2017年9位、2918年6位、そして2019年をシリーズ4位と右肩上がりで終えている。2019年は三強に続くセカンドグループのトップ。“ワークス”のルノーを従えた成績だったことを考えると、その活躍は際立ったものだった。
成功の秘訣はいくつかある。元々本拠地の巨大なマクラーレン・テクノロジーセンターは、機能を使いこなせば三強のメルセデス、フェラーリ、レッドブル以上の開発能力があるはずだが、しばらくその能力を有効活用できていなかったが、ココ数年は、中にいる人材が効率的に機能してそれぞれのポテンシャルを充分に発揮できるようになった、ということだ。そうなった大きな要因のひとつが、去年チームに合流したアンドレアス・セイドルの功績といえるかもしれない。
効率的に動き始めたテクノロジーセンターのインフラと構成メンバー。マクラーレン、2020年への上昇曲線も保たれているようだ。
[STINGER]山口正己
Photo by McLaren