F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集 F1 STINGER 【スティンガー】 > F1ニュース >   ライコネン“お楽しみ”の歴史!!(3/3)

F1ニュース F1の動向が一目でわかる新着ニュースや最新トピックを随時更新。

ライコネン“お楽しみ”の歴史!!(3/3)

サーキット・パパ・ライコネンコネン。ゼッケン5はパパの番号。

(2/3からつづく)

ライコネンのポールポジションは、僅かに18回と案外少ない。だが、レース中の最速タイムであるファステストラップは歴代3位。これはレースの巧さを証明している。

表彰台ではシャンパンファイトをするより先に呑んでしまう酒豪ぶりを披露したり、酔ってカラオケを歌っている映像が流れたこともあった。モナコGPでリタイアした時は、モナコ湾に停めてたクルーザーに直行してくつろぐ姿が撮影されたり、そうかと思うと、スタート直前のグリッドで、荷物を踏んだカメラマンを突き飛ばしたり。自由奔放の孤高の性格はアイスマンの名に相応しい。

2009年に雨で中断になったマレーシアGPのセパンでは、フェラーリのガレージに戻ってアイスを食べたり、さらにフィンランドではF1より格上と受けとめられているWRCを2年間闘って2012年にロータスからF1に復帰したマレーシアGPのプレスセンターに、「ライコネンからのプレゼント」と書かれたロータスの公式プレスリリース付きでアイスクリームが配られた。これは、ライコネンコネン、というより、ルノー・チーム広報の気が利いたサービスだったが。

F1を休戦してWRCに参戦していた2011年には、アメリカのNASCARにも参加、様々なカテゴリーを経験。2012年にF1にロータスで戻ると、円熟味を増し、速くて安定したドライビングを見せた結果、全レースで完走。第18戦アブダビGPでは、復帰後初の勝利も手にし、この年最後に出走したアブダビGPでは、「ほっといてくれ(”Leave me alone, I know what I’m doing “)」というチームラジオの名言も残し、シリーズ・ランキング3位を残した。翌年もルノーに残留して開幕戦でいきなり優勝。2位6回、3位1回で表彰台の常連になった。

ロータスでの2年間の実績が買われ、2014年からフェラーリに復帰したが思うような結果は出せず、優勝どころか表彰台もなし。チームメイトのフェルナンド・アロンソは表彰台に2回登壇したが、ライコネンは最高位はベルギーGPの4位でランキング12位に低迷。

翌2015年、フェラーリに加入したセバスチャン・フェッテルは3勝を記録したが、ライコネンは表彰台3回に甘んじた。2016年も2017年も未勝利。時には露骨にナンバー2ドライバー扱いをされてチームメイトにポジションを譲るシーンも見られた。

だが、2015年、ベビーが誕生。ここでライコネンの人生が大きく変化。笑顔が珍しくなくなった。

2018年アメリカGPの優勝は、5年半ぶりの美酒だったが、フェラーリとの契約はそこまで。2019年には新進気鋭のシャルル・ルクレールにシートを譲り、古巣のザウバーからアルファ ロメオ名称変更したスイスのチームのシートに収まり、4位を最高位に9回の入賞して、シリーズ12位に着けた。

2020年の開幕直前テスト2日日のトップタイムは、アルファロメオのキミ・ライコネンだった。

END

【STINGER】from ALFAROMRO
photo by ALFAROMRO  

記事が役に立ったなと思ったらシェアを!

F1 最新レースデータ

F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

PARTNER
[協賛・協力企業]

  • CLOVER