絞り込んで一味違うボッタス!?
バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行なわれた6日間のF1合同テスト最終日をトップタイムで締めくくったのは、メルセデスのバルテリ・ボッタスだった。終了寸前に、ソフトタイヤを装着して、一発を決めたが、実は6日間のF1合同テストの総合トップも、1分15秒732を記録したボッタス+メルセデスだった。
いつもなら、ルイス・ハミルトンが最後にサクッとベストタイムを記録する、というパターンだったが、今回は、午前中担当のハミルトンは、エンジントラブルもあって不発、ボッタスがその代役を務めた。今年のバルテリ・ボッタス、どうやら一味違うようだ。
まずは、F1合同テストに現れたフィンランド人を見て、思わず目を見張った。冬の間のトレーニングの成果が明確に身体に現れ、特に、頬骨の辺りがシュッとそぎ落とされた表情になっていたからだ。
ボッタスは、冬の間、雪の中で厳しいトレーニングを重ねていたことを自身のSNSで伝えていたが、それは、“有言実行”のための下地創りだったのかもしれない。
メルセデスに移籍した2017年からの3年間の成績は以下の通り。
2017: 9勝(363)/ 3勝(317)
2018:12勝(408)/ 5勝(320)
2019:11勝(413)/ 4勝(326)
*左がハミルトン、右がボッタス。括弧内は得点
さて2020年、この関係がどう動くか、注目だ!!
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES