フェラーリ陣営の2020シーズン–「新たな挑戦の始まり」
フェラーリは、2019年シーズンの中盤のベルギー、イタリア、シンガポールの3戦を、シャルル・ルクレールとセバスチャン・フェッテルが3連勝したものの、その後、パワーユニットの問題を指摘されてトーンダウン、さらに冬の間に、FIAとのパワーユニット違反に対する癒着をライバルから指摘され、それが尾を引いた中で開幕戦を迎えることになった。
しかし、逆境の中で、新たなシーズンに向けて、気分を入れ換えてオーストラリアで始まる2020シーズンを待っている。
セバスチャン・フェッテル
「メルボルンで思い浮かぶのは、太陽の光、賑やかな雰囲気、そしてバンプの3つだね。サンシャインは、ここでレースをするときは通常天気がいいので。それから、この街は活気に満ちていて、ここでシーズンを始めることができるのはとても賑やかな雰囲気になる。そして、アルバートパークのトラックが非常にでこぼこしているので、バンプというワケなんだ」
「実際、それがこのトラックを技術的に難しくしている特徴で、実はそれがおそらくボクたちドライバーがとても気に入っている理由。シーズンの最初のレースは常に特別なもので、チーム間の序列がどうなのかが、テストよりも如実に現れると思う」
シャルル・ルクレール
「メルボルンを3つの言葉で要約するなは、美しくて、トリッキーで、楽しい、ってことになるかな。活気に満ちた都市は美しくて、若い人口が多いので活気に満ちているね」
「コースは、ストリートサーキットで、高速セクションもあるけれど、壁の間をレースするのが大好きなので、楽しいのです。ただ、特に週末の初めは、路面が汚れていて、他のコースと同じグリップレベルが期待できないので、間違いなくトリッキーになるんです」
「アルバートパークトのコースの特性は、そのトリッキーさでミスは高い代償を伴う可能性があるから、コックピットにいるときは、常に完全に集中しなければならないですね」
マティアス・ビノットット・チーム代表
「長い冬の間にニューマシンの製造と開発に取り組み、我々のパフォーマンスレベルと、過去数か月にわたって導入した改善の効果を最初に示すときが来ました」
「我々は、逆風にさらされていますが、開発の結果と信頼性、そしてわが社の運用の成果が鍵となる長いシーズンの始まりであることも知っています。我々は団結したチームとして、すべての課題に取り組むために準備を進めており、達成する必要のある進歩を意識し、世界中のファンのサポートを誇りに思っています」
「グローバル・スポーツの一環として、イタリアと世界全体にとって困難な時期に、同じ感覚でシーズンの開幕戦を観戦する準備をするとき、人々の顔に笑顔を届けることは、自分自身への期待を込めて、私たちの義務だと思います」
【F1-STINGER】
photo by FERRARI