ロングビーチのインディカーは、キャンセルではなく延期
2020インディカー第2戦に予定されていたロングビーチGPは、キャンセルではなく、シーズン後半に日程を代えて開催するとシリーズを統括するIndyCarとIMSAが伝えた。
LBGPA(アングビーチ・グランプリ・アソシエーション)のジム・ミカエル代表は、市役所と話合い、別の日程でのインディカーを象徴するストリートレースを救済に奔走しているという。
「キャンセルではなく延期です。会議で有効な日付を見つけることができるかどうかを確認します」。
ロングビーチは、30年以上にわたってさまざまな苦労を乗り越えて開催を継続している。スタート当初は、近隣住民からの騒音問題を先読みして、バス200台を用意してラスベガスツアーに招待した。しかし、数年後にこのバスは、数台しか必要なくなったという逸話がある。レースの魅力が浸透したからだ。
最初はF5000から始まり、1986年からF1、その後CARTを経てインディカーとして定着。インディカーに欠くことのできないアイコンレースになっている。日本のファンにとっては、佐藤琢磨が初優勝した思い出のレースでもある。
「何かをする前にコンベンションセンターを手に入れる必要がありますが、私たちは秋のいつかでレースのスケジュールを変更する可能性について、あらゆる努力をしています。理想的には、インディカーとIMSAシリーズが、9月のラグナセカでの並催です。」とミカエル代表は、未来を睨んでいる。
【F1-STINGER】
photo by INDYCARか