インディ500の新スケジュール
3カ月遅れて8月23日に決勝レースを行なう『インディ500』。元々、2日か3日で終わる通常のレースと違い、5月のほぼ1カ月に渡るプラクティスと予選などの行事を展開する“マンスofザメイ”と呼ばれるインディ月間を経て決勝レースに臨む独特のスタイルで進むが、今年は、8月12日-13日の水曜日と木曜日にフリー走行が始まる。
さしづめ“マンスofザ・オーガスト”と呼ぶべきスケジュールへの変更は、各方面との交渉が想像を絶するものだったことを感じさせた。
変更されたスケジュールは、8月14日のファーストフライデーに始まり、8月15〜16日に予選が行なわれるスケジュールとなり、プラクティスの様子は日々NBCでテレビ放映され、2019年よりも多くの時間が用意されている。スケジュールの詳細は追って発表される。
8月20日木曜日には、全チームが参加するピット作業のスピードを競う“ホット・ピットストップ・プラクティス・セッション”を皮切りに、インディ・ライツのプラクティスと予選を行なう。
『インディ500』スタート前の最後の調整となるカーブデーを8月21日金曜日に挟んで、選手紹介を兼ねた公開ドライバーズミッティングやサイン会が行われ、 8月22日土曜日のLegends Dayでインディ500の歴史を飾ったマシンの走行デモ走行を行ない、8月23日日曜日の決勝を迎える。
また、インディ500と共に、インディアナポリス・モーター・スピードウェイのインフィールドを使って行なわれるインディカー第6戦に予定されていた『GMRグランプ』は、7月4日土曜日に移動。IMSロードコースで初開催されるNASCARの『ペンゾイル150』とダブルヘッダーという豪華スケジュールとなる。
『インディ500』が移動したことで、8月16日のミッド・オハイオでのINDYCAR第9戦『ホンダ・インディ200』は、8月9日に変更となった。
『インディ500』、『GMRグランプリ』の一連のイベントのチケットは、変更された日に有効だが、一方で、『インディ500』決勝の週末に予定されていたコンサートは、すべてキャンセルされた。
【F1-STINGER】
photo by INDYCAR