F1ドライバーの自宅待機有効活用
F1GPの中心地であるイギリスは、ボリス・ジョンソン首相が外出禁止を訴え、3月23から外出が厳しく禁止されている。その影響もあって、F1ドライバー率先して“自宅待機を訴えているが、並行して、シーズン開幕に備えてフィジカルトレーニングに余念がない。
フランスでも、ピエール・ガスリーが、自宅に備えたトレーニングマシンでフィジカルに追い込み、ロメイン・グロジャンは、手洗いの模範を示しつつ、立ち木を利用した鍛練に勤しんでいる。
ウィリアムズでF1GP2年目を迎えるジョージ・ラッセルは、両親の家で、姉夫婦と甥っこたちと待機しているが、早くて3カ月後と予測される開幕に向けて、“いつでもスタンbyオッケーにしておきたい”とコメントした。
スーパーフォーミュラのテストで来日した女性ドライバーのタチアナ・カルデロンが、フライト規制で動けない都内の知人宅滞在中に、屋上から地下室までの往復ランニングや、屋上のベンチを利用した筋力トレーニングでプロ意識を見せてくれたが、高い意識が頂点を目指すドライバーに必須であることが、この辛い状況の中で証明された。
彼らの開幕戦が、さらに待ち遠しくなった。
[STINGER]山口正己
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