ピレリのレース担当マリオ・イゾラの支援活動
コロナの被害にさらされたイタリアのロンバルディアに本拠地を置くF1タイヤ・サプライヤーのピレリは、毎年ユーザーや関係者に配布する豪華カレンダーの制作を辞め、その予算から、コロナウイルスと戦う慈善団体に10万ユーロ(邦貨役1170万円)を寄付した。
そのスタッフの一人であり、F1とモーターレーシングの責任者であるマリオ・イゾラは、1996年の入社以来、ミラノで救急車の助手席に乗るボランティアを続けている。
「モータースポーツは今のところ止まっているかもしれませんが、ピレリの全員が、これまでと同じように一生懸命取り組んでいます」とイソラ。
「私たちがコロナ・ウイルスの問題に直面している中でも、人々の病気が止まるわけではないので、ボランティアを行なう人々はさらに重要になり、私は救急車にできる限りの時間を費やしています」。
イゾラは、レーシングカートの経験を活かし、卓越した運転技術を上司に認められ、ロードタイヤのテストを担当した後に、ピレリのレーシングプログラムに移動、現在はF1プロジェクトを率いて、F1GP全戦と総てのテストに帯同している。
【STINGER】
photo by PIRELLI