5月21日は、フェラーリの歴史が始まった日
最初のモナコGPは、1950年5月21日に行なわれた。
アルベルト・アスカリとルイジ・ヴィロレージ、そしてレイモンド・サマーがフェラーリで参戦。21台が参加してファン-マニュエル・ファンジオがポールポジションを奪った予選で、7位と6位と9位。レースもファンジオが勝った。
このレースが、フェラーリが初めてF1GPを走ったレースになった。フェラーリは、唯一のターボ・エンジン搭載の125で出走、決勝でアスカリが2位に食い込んだ。
このモナコGPは、1950年に始まった現在の形のF1GPの3戦目、レースは100周で行なわれ、完走は僅か7台。ゴンザレスを始め、多くがアクシデントでリタイアしたが、このレースで、アルファロメオで育ったエンツォが、“親を殺した”といわれるようになる歴史が始まった。
【STINGER】
photo by FERRARI