詐欺論争の結末。アウディ、アブトを“除外”
バーチャル・フォーミュラE第5戦の“替え玉疑惑スキャンダル”で問題になったダニエル・アプトは、すべての競技会からアプト・アウディ・チームを撤退させなければならないことになった。
アプトは、バーチャルのベルリンの5月23日のラウンドで、プロのeスポーツレーサーであるローレンツ・ヘルツィングを“代役出走”させたことが発覚して失格となっていた。
アブトは、事実を認めた上で完全に謝罪したが、アウディAGの発表で、チームからの離脱が確認された。
「彼は翌日にこれについて直接謝罪し、失格を受け入れたが、完全性、透明性、ルールの一貫した遵守は、アウディの最優先事項である。このため、アウディ・スポーツは、ダニエル・アブトとの契約を停止することを決めた」
27歳のアブトは、フォーミュラEが始まった2014年以来の常連の一人で、2018年にメキシコ・シティとベルリンで優勝している。
【STINGER】
photo by FormulaE