ルクレールのモナコの攻め方!?
5月23日土曜日の数回のリハーサルの後、24日日曜日の午前6時30分、シャルル・ルクレールは、「早すぎだ」とグチをこぼしながら、封鎖された母国モナコの公道を、モナコ公国のアルベール殿下が見守る中で最新鋭のフェラーリで楽しんだ。
この模様は、『ル・グラン・ランデヴー』というタイトルの短編映に納められた。
コロナ・ウィールスの仕業で、F1のカレンダーで最も象徴的モナコGPがキャンセルされた。そのモナコで、シャルル・ルクレールが母国の公道を3ラップ。まずは一人で、次に、モナコ公国のプリンス・アルベールを助手席にお乗せし、最後に花屋の売り子嬢をパッセンジャーにした。
マシンは、フェラーリのSF90ストラダーレ。フェラーリの生産モデル初のハイブリッド・システムのV81000CVを搭載するこのモデルが、モナコ湾を臨むビルの谷間を全開の快音を響かせるのは、もちろん初めてのこと。
撮影の5月24日は、本来ならモナコGPが行われる日だった。17名の映画スタッフとカメラがルクレールのフェラーリを追い、マラネロの6人のエンジニアとテクニシャン・チームがバックアップとアドバイスを行ないレースさながらの体制での撮影だった。
【STINGER】
photo by FERRARI