ザナルディのレーシング人生
CARTのチャンプカーで二度チャンピオンを奪ったザナルディは、41戦参加したF1では、1991年から1994年にジョーダン、ミナルディ、ロータス、1999年にウィリアムズで二度の入賞があるが、特に1999年のウィリアムズでは、チームメイトのラルフ・シューマッハが三度の表彰台を含み、シリーズ6位になっているのに対して無得点とまったく振るわなかった。
しかし、1996年から1998年にチップ・ガナッシで参戦したCRATチャンプカーでは、1997年と1998年にチャンピオンになるという対照的な傾向を納めているが、2001年にモー・ナン・レーシングで復帰したCARTチャプカー・シリーズでは、最高位が4位と苦戦、第15戦の海外戦であるドイツのラウリッツリンクで両足切断のアクシデントに見舞われた。
また、2005年から2009年に、手だけで操縦できるように改造されたBMWで参戦したDTMでは、4勝を含む活躍を記録している。
一方、手で推進するハンドサイクルで2012年のロンドンと2016年のリオのパラリピックに出場し、合計4つの金メダルを獲得した。
事故の2日前、Formulaone.comのポッドキャストで、レース人生を振り返っている。
【STINGER】
photo by BMW/WILLIAMS
movie by Formulaone.com