オコンとリカルドも準備完了!!
エスティバン・オコンがポルトガル南端のアルガルヴェ・サーキットで走行トレーニングを行なった。
これは、コロナ禍で混迷するF1GPが、場合によっては、カレンダーにないこのコースでレースをするかもしれないという状況に備えたものだが、走ったのはリアルではなく、ホームシミュレーターバーチャルのAutodromo do Algarveだ。
アルカルベは、2008年にF1のテストを開催したことがあり、2020年のカレンダーに組み込まれるという情報もあったコース。
その後、本来の開幕戦のオーストラリアGPの中止が決まって以降、情報が錯綜し、架空やそれぞれの想定で、チャンピオンシップに加わるかもしれない、というコースがいくつか浮上していた。
オコンは、シリーズに加わる可能性があるコースを、他にも二つバーチャル体験しているとコメントした。
「ボクが大好きなムジェロのような、古いサーキットなので、とても楽しい。イモラも、F3時代に走っているからね。でも、ポルティモアのアルカルベは、まだまだ走り込みが必要なので、シミュレーターでラップを重ねたのです」
オコンのチームメイトのダニエル・リカルドも、開幕戦を待ち望んでいる。
「最初にカレンダーに加わると聞いたのはムジェロだった」とリカルド。
「2007年にレース・デビューの舞台の流れるような高速コーナーが大好きだった」
リカルドは、2009年には英国F3で優勝し、2012年にトロロッソ(現在のスクーデリア・アルファタウリ)をムジェロで走らせている。
「2012年のF1のテストは素晴らしいものだったけれど、8年経って、マシンは進化しているので、比較は意味がないと思います。でも、F1で走ることには興奮します!!」
「ホームシミュレーターなどを更新するために投資するつもりだけれど、少なくともムジェロとイモラはかなり走り込んでいますよ!!」
【STINGER】
photo by RENAULT