1954年の“混走グランプリ”!!
F1GPが現在の形になって5年目の1954年、F1GPは、スポーツカーとフォーミュラカーの混走だった。
フロントローは、画面左のポールポジションのファン-マニュエル・ファンジオ、中央がカール・クリング、右がアルベルト・アスカリ。2列目の4番手にフロイライン・ゴンザレスのフェラーリがいる。メルセデスとマセラティ、そしてフェラーリが僅差で並んだが、ポールポジションのファンジオは、頭ひとつ抜けだす速さで61周を走りきり、2位のクリングだけが同周回だった。
さしづめ、ファンジオがルイス・ハミルトンであり、マセラティは消えたが代りにレッドブル・ホンダが加わると、現代のF1GPになる!?
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES