ホンダ陣営のハンガリーGP決勝
4台そろっての入賞は叶わなかったが、ホンダ･パワーは、ブダペストのハンガロリンクで、印象的なレースを闘った。
マックス･フェルスタッペン/アストンマーチン･レッドブル･ホンダ
Race: 2位
「表彰台をメカニックたちに捧げます。スタートできないと思いました。レコノサンスラップでブレーキをかけたところ、タイヤがロックしたので、ブレーキを緩めて再度かけ直そうとしましたが、そのま まウォールへ突っ込んでしまいました」
「信じられない事態でしたが、なんとか動き出してグリッドへ向かいました。チームは決してあきらめず、メカニックのみんなが驚異的な速さでマシンを直してくれました。そんなことができるなんて周りの誰も が思わなかったはずですが、彼らはみんな冷静に対処していました」
「好スタートを決められ、ターン1でイン側の渋滞が見え、アウト側はウエットでもグリップが高いことを知っていたので、トライしてみたらうまくいきました。もし7番手のままでとどまっていたら、かなり厳しいレースになったと思います」
「戦略も奏功し、タイヤを温存しながら、できる限り安定したペースを心がけ、周回遅れの処理に気を配りました」
「メルセデス勢に割って入る2位表彰台は、厳しい状況が続いていた昨日の時点では予想もしていませんでしたが、メルセデスとの差を詰めていきたいと思います。彼らは本当に強いので、打ち勝つのは簡単ではありませんが、挑戦を止めずに進んでいきます」
アレキサンダー･アルボン/アストンマーチン･レッドブル･ホンダ
Race: 5位
「いいレースでした。バトルを大いに楽しみました。昨日、もし5位になれると聞かされたら、飛び上がっていたと思います。13番手スタートは楽ではありませんでしたが、スタートがよく、いいペースで進んでいけました」
「ここでのオーバーテイクは簡単ではなく、思いきって仕掛けていかなければならないので、限界まで攻めざるを得ないのですが、今日はうまくいってバトルを楽しめま、面白いショーが見せられたと思います」
「僕らは トップを目指して戦っているので、今日はブレーキの感触もよかったので、オーバーテイクを決められてよかったですが、フェラーリ勢にひっかかったタイムロスがなければ、もっと上位に迫れたはずでした。マシンは素晴らしく、前が空いているときは速くて競争力があったと思います」
「昨日まで苦戦しただけに、今日の結果には満足していますし、貴重なポイントをチームと獲得できたことに感謝します。レースのペースが予選よりよかったのはサプライズですが、なぜかを理解する必要がありますが、マシンがうまく機能したということは、ポジティブです」
ダニール･クビアト/スクーデリア･アルファタウリ･ホンダ
Race : 12位
「レースペースには満足していました。1周目ですでに何台かオーバーテイクでき、いいタイミングでピットに呼んでくれましたが、2回目のピットアウト後には一度抜いたはずのマシンの後ろに入ってしまい、入賞が 可能だと思っていたので、12位フィニッシュには満足していません」
「レースで何が起こったのかを振り返る必要があります。まだエンジニアとマシンの理解を進めているところですが、この3レースで多くのことを学んできま した。今日も一周一周がシルバーストーンに向けたマシンの最適化のためにに重要だと考えながら走行しました」
ピエール･ガスリー/スクーデリア･アルファタウリ･ホンダ
Race :リタイア
「いろいろなところに問題が発生して、苦しい状況が続いて難しい週末になりました。今日はギアボックスの問題が出て、レースの最初からシフトの問題に悩まされていました」
「レース中に修正を試みたけれど、リタイア。非常に残念ですが不運な週末になってしまいました。シルバーストーンに向けて準備し、次はもっといいレースをできればと考えています」
【STINGER】
photo by Honda
