レーシングポイントとマクラーレンは【ホンモノ】!!
開幕2連戦でみえたのは、三強からフェラーリが抜けてメルセデスとレッドブル・ホンダの二強になったこと、そして中断グループの中で、レーシングポイントとマクラーレンが二強に限りなく接近している、ということだった。
レーシングポイントでは、特にペレス+レーシングポイントの活躍が際立ったが、メルセデスの2019モデルを踏襲し、ピンク・メルセデスといわれるレーシングポイントRP20の完成度の高さすることにもなった。
17番手スタートだったセルジオ・ペレスがファステストラップ連発で6位、ランス・ストロールも7位の殊勲。第2戦シュタイヤーマルクGPで最も目立ったチームになった。
レーシングポイントがコンストラクターズ・ポイントでレッドブル・ホンダに次ぐ4位、ドライバーズ・ランキングで、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンの頭を押さえ込んでペレス+レーシングポイントが5位に君臨した。
一方のマクラーレンは、コンストラクターズ・ポイントで堂々の2番手、ドライバーズポイントでは、ノリスが3位、サインツが7位に着けている。
次のオンガロリンクは、ホイールベースの長いメルセデスが不得意とするちょこまかと曲がりくねったミッキーマウス・サーキット。ここではレーシングポイントは苦戦しそうだが、マクラーレンは、二重丸の注目をしておきたい。
[STINGER]山口正己
photo by McLERAN / RACINGPOINT