セブの行き先!? レッドブルか、レーシングポイントか、それとも?
4度のワールドチャンピオンのセバスチャン・フェッテルの2021年のシートが話題になっている。さて、どこに移籍するのか。
フェッテル2020年一杯でフェラーリとの契約を終了する。次の“就職先”として、レーシングポイントが最終目標とする声もあるが、フェッテル側の選択してとし、レーシングポイントから派生するアストンマーティン・レーシングも当然視野に入っている。
本人は、“誘いがあればメルセデスも興味がある”と言っているが、さて?
4度のワールドチャンヒオンは素晴しい業績だが、2011年から2013年の連続タイトルは、優れたマシンがあったから、という背景を無視できない。それをベースに、以下のことが考えられる。
チームとしてほしいのは、優れたドライバーだ。セバスチャン・フェッテルが本当に優れているかどうかの判断を、チームがどう解釈しているか、ということになる。
とはいえ、“4回のワールドチャンピオン”という『ウリ』がある。タイトル奪取の内容ではなく、事実としての4回のチャンピオンは、スポンサー対策を含め、総ての面で強みだ。
53勝という金字塔もフェッテルのウリだが、実際にのポテンシャル、それは運転技術だけでは当然なくて、プロモーション的な側面からの視点を含めて、セバスチャン・フェッテルというドイツ人を、F1GPが必要としているかどうかという厳しい現実が立ちはだかっている。
その側面から商品価値に魅力を感じそうなのは、“商人”であるマクラーレンのザック・ブラウンだが、すでにシートは埋まっている?
ここ数カ月、ツイッターを始め、フェラーリが発進する情報は、当然のことながらルクレールに偏り、フェッテルは阻害されているが、もちろん、セバスチャン・フェッテルというポテンシャルに対して、「F1に残るべき」という根強い声もある。裁定は、どう出るのだろうか。
[STINGER]山口正己
photo by FERRARI