アルファタウリ･ホンダのイギリスGP-その1ガスリー
1951年に初めて行なわれたF1GP。その記念すべき第一回となったイギリスGPが、70年目を迎え、今週末からの2連戦は、気合モリモリのイベントになりそうだ。もちろん、参加するチームやドライバーもその歴史の重さを認識して、シルバーストンのレースを待っている。
アルファタウリ･ホンダのピエール･ガスリーは興奮気味だ。
ピエール･ガスリー
「開幕3連戦を終えた後、特に空力の分野で改善の必要があることはわかっているけれど、ボクたちは素直なクルマを持っていると言えると思うので、よりよいパフォーマンスを見つけることができると思います」
「クルマに大きな弱点はないので、特定の領域で。2～3のポイントを改善して、バランスが取れたクルマを作る必要があります。最も重要なのは、ダウンフォースを見つけることです」
「レースのパフォーマンスとしては、中盤を考慮する必要があります。 昨年から、レーシングポイントやマクラーレンが大きな一歩を踏み出し、ボクたちとの間に大きなギャップが生まれました。ウィリアムズは明らかに大きな進歩を遂げ、セカンドグループに入ってきて、ルノーと同じように戦っていることも覚えておかなければ[
「先週、ミルトンキーンズ（のスクーデリア･アルファタウリの本拠地）のシミュレーターで、1日を過ごしました。折からの旅行規制のため、いつもとはちょっと違っていて、エンジニアが同席できず、スクーデリア･アルファタウリの本拠地があるイタリアのファレンツァとビスターのイギリス拠点でビデオ･ミーティングを行ないました。いつもとはちょっと違うけれど、このやり方にも慣れてきました！」
「開幕3戦に続いて、次のトリプルヘッダーになります。3レースが連続したので、少し疲れたけれど、チームの他のメンバー、メカニック、エンジニアにとっては、非常に忙しいく、様々な制限が加えられているのでトリプルヘッダーはパドックの誰にとっても作業の難易度が極めて高くなります」
「シルバーストーンは最高のトラックの1つです。高速コーナーがたくさんあって、マゴッツやベケットなどのセクションは、リズムに乗ることができます。これは1年で最も素晴らしい瞬間でり、とってもエキサイティング!!」
「現在のクルマでは、第一コーナーが全開でいけるため、エンジン出力が以前よりも重要なトラックと言えますね。コプスやマゴッツもフラットアウトで、ドライブするのはとても楽しいです」
「シルバーストーンの翌週のレースは、全員がより柔らかいタイヤを使用することになります。つまり、2週目の週末への取り組み方を、今週末の最初のレースで考慮しておく必要があります。すべての高速コーナーでタイヤに過度なエネルギーを与えると、予選に影響し、オーバーステアかアンダーステアかと、長距離のレースでのタイヤの管理が重要な要素になります」
「シルバーストンの2連戦のあとは、すでに今年のマシンで走っているスペインのバルセロナに行きます。テストは今からするとかなり昔のことでしてが、冬のテストのデータとその後の進化を比較するのは興味深いことです」
「非常に寒かった2月末と猛暑の8月では、条件が大きく変ります。また、例年5月に行なわれるバルセロナでのレースとも気候が違います。タイヤの状況は複雑になるので、そこも、どう変わったのか興味深いですね」
【STINGER】
photo by Scuderia AlphaTauri
