F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

2020F1GP第5戦70周年記念GPは、まさに記念すべきレースとして歴史的な面白さの予選を展開した。

いつものようにメルセデスが1-2を占めたが、舞台のシルバーストンを得意とするルイス･ハミルトンが記録した最速タイムを、直後を走行したチームメイトのバリテリ･ボッタスが逆転!! ハミルトンを絶句させた。

さらに、3番手が、シルバーストン連戦直前に、陽性反応が出たレーシングポイントのセルジオ･ペレスの代役として急遽声がかかったニコ･ヒュルケンベルグだったことが、歴史的な意味を加速した。

フェルスタッペンに激励される助っ人ヒュルケンベルグ。

4番手にマックス･フェルスタッペン＋レッドブル･ホンダ、5番手にルノーのダニエル･リカルドと、パワーユニットの優劣がモノを言う高速コースで、メルセデス-ホンダ-ルノーが拮抗した戦いだったことも印象的だった。

もうひとつのパワーユニットであるフェラーリは、シャルル･ルクレールのフェラーリがなんとか8番手に食い込んだものの、僚友のセバスチャン･フェッテルは、Q2でノックアウトの憂き目をみることになった。

ピエール･ガスリーのアルファタウリ･ホンダが7番手に食い込んだこともエポックになった。

決勝レースは、明日14時10分（日本時間22時10分）にスタートする。

2020F1GP第5戦70周年記念GP予選結果
1. ボッタス＋メルセデス
2. ハミルトン＋メルセデス
3. ヒュルケンベルグ＋レーシングポイント
4. フェルスタッペン＋レッドブル･ホンダ
5. リカルド＋ルノ
6. ストロール＋レーシングポイント
7. ガスリー＋アルファタウリ･ホンダ
8. ルクレール＋フェラーリ
9. アルボン＋レッドブル･ホンダ
10. ノリス＋マクラーレン
—-以上、Q1
11. オコン＋ルノ
12. フェッテル＋フェラーリ
13. サインツ＋マクラーレン
14. グロジャン＋ハース
15. ラッセル＋ウィリアムズ
—-以上、Q2
16. クビアト＋アルファタウリ･ホンダ
17. マグヌッセン＋ハース
18. ラティフィ＋ウィリアム
19. ジオヴィナッツィ＋アルファロメオ
20. ライコネン＋アルファロメオ

※詳細予選結果

［STINGER］山口正己
photo by MERCEDES / RACINGPOINT