ホンダのスペインGPフリー走行by田辺TD
2020シーズン第6戦の開催地となったバルセロナ・サーキットは、アストンマーチン・レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ両チームにとって、プレシーズンテストを行った馴染みのあるサーキットだが、プレシーズンテストとは、気温を中心にコンディションが異なったことで、土曜日以降に向けて重要なデータを得た。
先週のシルバーストーンでのレースウイークと同じく、気温が上がったスペインGP初日の金曜日は、路面温度はほぼ50℃に達し、タイヤのパフォーマンスを理解することが重要な一日になった。
フリー走行1回目、レッドブル・レーシングのフェルスタッペンは3番手、アルボンは8番手とトップ10内を記録。アルファタウリ・ホンダは、ガスリーが14番手、クビアトが17番手。
フリー走行2回目は、再びフェルスタッペンが3番手、ガスリーが10番手、アルボン13番手、クビアト15番手になったが、クビアトと全体5番手のタイム差がわずか0.5秒と、僅差の結果だった。
残りのレースウイークを通して今日と同じような天候が予想されている。ホンダF1レーシングは、金曜日の合計3時間の走行で得たデータを元に、こうした気温・路温でPUの力を最大限に発揮できるかを解析し、土日に臨む構えだ。
ホンダF1レーシンシグ田辺豊治TD
「スペインGP初日、8月のバルセロナ・サーキットでの走行は2月のプレシーズンテストとは、気温や路面温度などのコンディションが大きく異なる状況での走行となりましたが、両チームとも特にロングラン・ペースは悪くないと感じており、PUとしても大きな問題のない一日になりました」
「今週末は3日間を通して本日と同じようようなコンディションが予想されていますので、本日のショートラン、ロングランのデータを解析し明日の予選、日曜日のレースに向けて最適化を進めます」
【STINGER】
photo by Honda