2週連続の君が代、今度は松下信治!!
スペインGPのサポートレースとして行なわれているFIA-F2第6大会レース1で、松下信治が完璧なレースを決め、18番手グリッドから、優勝を勝ち取った。
スタートでまずは2台をパス、その後、ニキータ・マゼピン、カラム・アイロットというトップランナーとバトルを展開して抜き去り、セフティカーのタイミングを利して絶妙のタイミングでタイヤを交換してポジションアップ、タイヤのマネージメントを確実に行ない、最後には、タイヤに苦しみながらトップに立っていた角田裕毅をオーバーテイク。ピットとの連携も完璧にこなして、文句なしの優勝を飾った。
「ペースもよかったし、ラックもありましたが、激しいバトルもあったけれど、うまくコントロールできました。チームにありがとうを言いたいです」
松下の優勝は、昨年のイタリアGP以来。歯車がかみ合って、今後の活躍を期待させる勝利だった。
角田裕毅は、早めに交換したタイヤが後半辛くなって、松下に続いて、シュワルツマン、周冠宇(ゾー・グァンユー) 、カラム・アイロットに抜かれて5位でゴールしたたが、アイロットが他車との接触で5秒のペナルティを課せられた結果、4位にランクされた。
先週のシルバーストンの角田裕毅に続いて、今週は先輩の松下が勝ち、2週連続で君が代が流れ、FIA-F2の中に、“日本”が確実に印象づけられた。
次のスプリントレースは、上位8台のリバースグリッドで、日曜日の11時10分(日本時間18時10分)にする。
FIA-F2第6大会レース1トップ10
1. 松下信治 MPモータースポーツ
2. ロバート・シュワルツマン プレマ
3. ゾー・グァンユー ユニバートシ
4. 角田裕毅 カーリン
5. カルム・アイロット ユニバートシ
6. ミック・シューマッハ プレマ
7. フィリッペ・ドゥルゴビッチ MPモータースポーツ
8. ルカ・ギオット ハイテック
9. ダン・ティクタム DAMS
10. ルイス・デラトレス シャロウズ
15. 佐藤万璃音 トライデント
【STINGER】
photo by FIA-F2