F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

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タイヤから見たスペインGP

タイヤの気持ちでレースを走りきって優勝したハミルトン。

8月16日にカタルニア・サーキットで行なわれたスペインGPは、タイヤ戦略が多岐にわたり、レースを面白くした。タイヤを1社供給するピレリ・タイヤの視点でレースを分析する。

キーポイント
• ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが、ソフト-ミディアム– ミディアムとつなぐ2ストップ戦略でスペイン・グランプリを制した。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、同様の戦略で2位を獲得した。フェルスタッペンは、ハミルトンよりも数周早いタイミングでピット・ストップを行なった。

•3位を獲得したハミルトンのチームメイトのバルテリホ・ボッタスは、ソフト-ミディアム-ソフト-ミディアムの3ストップ戦略を実行。ボッタスは残り2周時点で最終ピットストップを行ない、ファイナルラップでファステストラップを記録、エクストラポイントを獲得した。


•2ストッパーが主流となった中、1ストッパーも。レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスは、ソフト-ミディアムの1ストップ戦略で5位を得た。一方、11番グリッドからミディアムでスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ソフトタイヤで非常に長い第2スティントを走行し、7位でフィニッシュした。

• マクラーレンのカルロス・サインツは、ソフト–ソフト-ミディアムの 2 ストップ戦略で 6位フィニッシュ。8位のレッドブルのアレックス・アルボンは、ソフト-ハード-ミディアムとつなぐユニークな戦略を採りました。レースでハードタイヤを使用したドライバーはアルボンのみ。

• 上位8名で7種類の戦略が展開。

• バルセロナでのレース時間は、ハイブリッド・ターボ時代幕開けの2014年と比較して約10分短くなった。これは、8秒以上ラップタイムが速くなっていることを意味しており、マシンのスピードに足並みを揃えたタイヤ開発の成果を物語っている。

各コンパウンドのパフォーマンス

• ハード C1
レースではアルボンのみが使用。カタロニア・サーキットで、ハードのグリップレベルは他の2種類のコンパウンドよりも低かった。
• ミディアム C2
ロングスティントを可能にし、レースのメインタイヤになった。ハミルト
ンは、1ストップも想起したが、予定通り2ストップを実行したとレース後に語った。バルテリ・ボッタスがミディアムでファステストラップ・ポイントを獲得した。


• ソフト C3
トップ 10 グリッド全員がソフトでスタート。性能と耐久性を併せ持つソフトは、1ストップ戦略でも使用された。

ピレリ・カーレーシング責任者マリオ・イゾラ
「路面温度が 50℃近くまで上昇した厳しいコンディションの下で、特にソフトタイヤのマネジメントは大きな課題でした。それにもかかわらず、ソフトタイヤによる 30 周以上のスティントが見られました」

「非常に印象に残ったロングスティントは、我々の予測を超えたソフトを使用した1ストップ戦略に繋がりました。中でも注目に値するのは、ソフト-ミディアムの戦略で5位を獲得したレーシングポイントのセルジオ・ペレスと、ミディアム-ソフトという勇敢な戦略を採ったフェラーリのセバスチャン・フェッテルです」

「多くのドライバーが経験したことのない暑さや広範囲での厳しいコンディション下でも、タイヤは良好に機能していたと思います」

【STINGER】
photo by PIRELLI

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