エアロスクリーンにルイ・シュヴィッツァー・アワード
第54回ルイシュヴィッツァーアワードが、飛散する異物からドライバーを護る革新的なインディカー用『エアロスクリーン』を開発したエンジニア8人に贈られた。
受賞者は、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーのエド・コリンズ、ダラーラのアントニオ・モンタナリとステファン・セイデル、パンキ・レーシング・システムズのクレイグ・マッカーシー、エアロダイン・コンポジットのブレント・ライト、PPGのマルコ・ベルトリーニとイソ・クリマ、そしてインディカーのビル・パパスとティノ・ベリの8名。
インディ500の優勝者の顔が刻まれるトロフィーのスポンサーであるボルグワーナー社と、自動車技術者協会(SAE)のインディアナ支部は、10,000ドル(邦貨約106万円)の賞金と記念品を授与。受賞者は、賞金をSeriousFun Children’s Networkに寄付することを決定した。
ルイス・シュワイザー・アワードは、エンジン、パワートレイン、プロファイル、シャーシ、安全などでNTT インディカー・シリーズに革新をもたらすエンジニアを称え、性能と安全性、そして効率を向上させることを目的としている。
また、SeriousFun Children’s Networkは、俳優の故ポール・ニューマンが創設した“病気とたたかう子どもたちと家族のために、難病を乗り越えて、喜び、自信、そして新しい世界の可能性を見出せる機会を無償で創る”活動。
エアロスクリーンは、2020年のシーズンからINDYCARに実装され、飛散するパーツなどの破片からドライバーを保護している。
【STINGER】
photo by INDYCAR