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ウィリアムズ売却へ!!

1975年、フランク・ウィリアムズとデザイナーのパトリック・ヘッドの手で、細々とスタートしたウィリアムズは、1978年にサウディアのスポンサーを得て、大きく躍進する。

ウィリアムズ・レーシングが、米国に本社を置く投資会社のドリルトン・キャピタルに買収された。

1975年に誕生した貧困を極めた弱小チームから、ワールドチャンピオンを排出、コンストラクターズ・タイトルを獲得するトップチームに成長、ネルソン・ピケとナイジェル・マンセルのウィリアムズ・ホンダとして、日本のファンにも馴染みの深いチームだ。

今後、ドリルトン・キャピタルによって、チームの競争力を回復することをめざしており、“ウィリアムズの歴史の中でエキサイティングな新しい時代の始まり”としているが、果たして。

サウディアのスポンサーを得て一躍トップへ。フェラーリやルノーをリードするアラン・ジョーンズのウィリアムズFW07Bフォード。

副チーム代表のクレア・ウィリアムズは、「ドリルトンがチームの新しい所有者であることを嬉しく思います」とコメントし、新たな展開を期待している一方で、「 私たちは家族として常にチームを第一に考えてきました」とも。「チームを再び成功させて従業員を保護することがチーム設立当初からのメインテーマでした。これは、家族経営のチームとしてのウィリアムズの時代の終わりかもしれません」と続けている。

クレア・ウィリアムズやフランク・ウィリアムズ卿が幸せなのかどうかはわからないけれど、巨大化したF1、古き良き時代から、新たな時代に移行したことだけは確かなようだ。

新しいウィリアムズは、どんな形になるのだろうか。

[STINGER]山口正己
photo by WILLIAMS

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