イタリアGP決勝ライブタイムメモ
◆ライブタイムメモ
2020F1GP第8戦
イタリアGP
オートドロモ・ディ・モンツァ
決勝
<14時45分>(日本時間21時45分)
サーキットが位置するモンツァ公園の気温は28℃。
降水確率30%と絶好のコンディションで70回目のイタリアGPを待っている。
<14時50分>
グリッドにマシンが勢ぞろいしている。
1コーナーまでの距離が長いことが、ひとつの特徴。
1コーナーまでが短いのはスパ-フランコルシャン。実は、600m近く“長い”。
これがどう影響してスタートが展開するか。
メルセデスの2台、そして、コンマ5秒以内に8台というツメツメのラップタイムのそれ以降の戦いは、まったく予測が付かない。
<14時54分>
イタリア国家斉唱。
上空を、緑/白/赤の煙がジェット機に引かれてたなびいている。
フェルスタッペンは、「ローダウンフォースは苦しいけれど、3番手から10番手は僅差だから、レースが楽しみ」とレースに期待している。
ホンダF1レーシングの田辺テクニカルディレクターは、「決勝のパフォーマンスは違うものになる」と期するものがある。
☆☆
キモは、燃料搭載量が多くなったときのメルセデスが、軽い時のようにいかないようであること。特に満タン状態のレース序盤は、ここまでとは違う展開が想定される。
<15時10分>
フォーメーションラップが始まった。
<15時13分>
スタート!!
570m先の1コーナー目指して、まずは、ハミルトン+メルセデスがいい蹴りだし。
アルボン+レッドブル・ホンダがシケインをはみ出した。
マクラーレン2台がハミルトン+メルセデス負っている。フェルスタッペンは、7番手。
マクラーレンに続くのはペレス+レーシングポイント。
ボッタス、スローパンクチャー?
ボッタスが3ポジション、とフェルスタッペンが2ポジション順位を落とした。
フェルスタッペンが、ストロール+レーシングポイントを1コーナーで強引に交わした。
5周目
1. ハミルトン+メルセデス
2. サインツ+マクラーレン
3. ノリス+マクラーレン
4. ペレス+レーシングポイント
5. リカルド+ルノ
6. ボッタス+メルセデス
7. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
8. ストロール+レーシングポイント
9. オコン+ルノ
10. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
11. クビアトアルファタウリ・ホンダ
12. ライコネン+アルファロメオ
13. ルクレール+フェラーリ
14. アルボン+レッドブル・ホンダ
15. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
16. グロジャン+ハース
17. フェッテル+フェラーリ
18. ラッセル+ウィリアムズ
19. ラティフィ+ウィリアム
20.マグヌッセン+ハース
<15時20分>
6周目
ハミルトン+メルセデスはファステストラップを刻みつつ、サインツ+マクラーレンに3秒近い差をつけている。
フェッテル+フェラーリが、1コーナーで、「ブレーキ・フェーリア」。ランオフエリアの発泡スチロール製バリアを蹴散らしてしまった。
<15時23分>
8周目
フェッテル+フェラーリがピットに戻り、ピットガレージにいれられた。フェッテルがイタリアGPをリタイアしたのは、初めて。
<15時24分>
現在14番手のアルボン+レッドブル・ホンダにタイムペナルティ。
<15時26分>
ペレス+レーシングポイントが3番手のノリス+マクラーレンの背後をつついている。
53周レースの12周目
ハミルトン+メルセデスがまたもファステストラップ。
サインツ+マクラーレンとの差は7.4秒。
<15時31分>
13周目
そろそろソフトタイヤ勢のピットインの時。
<15時33分>
15周目
サインツ+マクラーレン。「左リヤが落ち始めた」。そろそろタイヤ交換の時期?
☆☆
トップ10がソフトタイヤ。
11番手のクビアトアルファタウリ・ホンダがハード、12番手のライコネン+アルファロメオがミディアム。
<15時41分>
セフティカー!!
マクラーレンは2台を続けていれなければならない。
マグヌッセン+ハースがコースサイドにマシンを停めたため。
21周目
まずはハミルトン+メルセデスがピットイン。
ジオヴィナッツィ+アルファロメオも入ったが、他が入らないのは、ピットレーンがクローズドだった。
☆☆
赤旗は、マグヌッセン+ハースがマシンを停めたのがピット入り口だったため。しかし、ピットクローズする必要はあったのか?
23周目
ストロール+レーシングポイント以外全車がタイヤを交換した。
24周目
セフティカー、アウト。
<15時50分>
25周目
ルクレール+フェラーリが大クラッシュ!!
パラボリカのコーナリングでストレートに向けて加速した瞬間にリヤが流れて、その修正舵の方向にコースを外れた。280㎞/hからのクラッシュ!!
再びセフティカー。
次の周に赤旗。
ルクレールのフェラーリは、重機に吊るされたが、フロントがタイヤバリアにひっかかって外れない。思い切ってつり下げていた重機で引っ張ったために、ルクレールのフェラーリがドスンとテールから落下!! これをモニターで観たピットウォールのビノット監督。クビをすくめる。
<16時02分>
27周目
赤旗中断中
1. ハミルトン+メルセデス
2. ストロール+レーシングポイント
3. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
4. ライコネン+アルファロメオ
5. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
6. サインツ+マクラーレン
7. ノリス+マクラーレン
8. ボッタス+メルセデス
9. ラティフィ+ウィリアム
10. リカルド+ルノー
11. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
12. オコン+ルノ
13. クビアトアルファタウリ・ホンダ
14. ペレス+レーシングポイント
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. アルボン+レッドブル・ホンダ
17. グロジャン+ハース
—-以下、リタイア
18. ルクレール+フェラーリ
19.マグヌッセン+ハース
20.フェッテル+フェラーリ
現在27周目、レースは53周。ちょうど半分が終わったところ。
※※
回線不調につき、以下、コメントをまとめでお届けします。
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途中のコメントが消滅したので、最後の部分のみ。
<16時55分>
残り4周
ガスリー+アルファタウリ・ホンダの背後1.396秒にサインツ+マクラーレンがいる。
ガスリー+アルファタウリ・ホンダにとってポイントは、DRS圏内の1秒以内に入られないこと。モンツァは、スリップが効くので、DRS圏内には入れたくない。
残り3周
ギャップは1.195秒に縮まった。
ハミルトン+メルセデスは8番手に上がった。
残り2周
ガスリーとサインツのギャップはDRS圏内に入った。
サインツに「ミスするな」とピットから無線。サインツから「オレは勝ちたいんだ」と返事。
最終ラップ
ガスリー、レズモは抑えた。
サインツは、コーナー手前でマシンを左に寄せて、ガスリーのバックミラーにオレンジ色を入れる動き!?
ガスリー+アルファタウリ・ホンダ、勝った!!
1950年に始まったF1GPで109人目のウィナーが誕生した。
イタリアGP結果
1. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
2. サインツ+マクラーレン
3. ストロール+レーシングポイント
4. ノリス+マクラーレン
5. ボッタス+メルセデス
6. リカルド+ルノ
7. ハミルトン+メルセデス
8. オコン+ルノ
9. クビアトアルファタウリ・ホンダ
10. ペレス+レーシングポイント
11. ラティフィ+ウィリアム
12. グロジャン+ハース
13. ライコネン+アルファロメオコネン
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. アルボン+レッドブル・ホンダ
16. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
—-以下、リタイア
17. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
18. ルクレール+フェラーリ
19. マグヌッセン+ハース
20.フェッテル+フェラーリ
[STINGER]山口正己