ホンダのトスカーナGP初日–by田辺TD
コロナ禍後のカレンダー見直しで2020年のレースカレンダーに追加されたF1初開催のムジェロ。初日はコースに慣れるドライバーと最適なセットアップを探るチームスタッフにとって、重要な一日になったが、FP1でホンダのパワーユニットを搭載する4台が、フェルスタッペンはトップから0.048秒差の2番手、モンツァで優勝したガスリーが5番手、クビアトは7番手、アルボンが9番手と、トップ10入りした。
午後のFP2でも、ホンダ搭載マシンは力強いパフォーマンスをみせ、フェルスタッペンが3番手、アルボン4番手、ガスリーはアルボンから約4分の1秒遅れで8番手、クビアトは15番手となった。
明日の予選でもパフォーマンスを維持できるよう、チームはデータ分析を行い、セットアップの最適化を進めている。
ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「トスカーナGP初日は、2チーム4台ともにスムーズなセッションとなり、多くの周回を重ね、予定通りにプログラムを消化することができました」
「現行F1レギュレーションで初走行となるムジェロ・サーキットでプログラムを消化し、データを収集することは、初日の仕事として大変重要なことでした」
「今日は色々なセッティングを試して走行したことで、車体/PUともに予選、レースに向けて貴重なデータを収集することができました。初めてのサーキットということで、車体もPUも通常よりも最適化の余地が大きいのではないかと考えています。これからデータを分析し、明日以降のセッションに備えます」
【STINGER】
photo by HONDA