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予選の激しさを予感させるトスカーナGP初日

1㎞を超えるストレートとそこからのブレーキング、そしてリズムを要求する連続するS字コーナー。息の抜けないコースが舞台。

1kmを超えるストレートと、中高速のS字が連続する丘陵地帯のコースで初めて行なわれるF1GP、トスカーナGPの初日が終わった。

1000レース目を迎えて特別カラーで挑むフェラーリが不調に陥り、メルセデスを筆頭に、メルセデス、レッドブル・ホンダ、ルノーの“新三強”と呼べる3チームがきれいに並ぶ結果となった。

これに続いたのが、ペレス+レーシングポイントと前戦のイタリアGPで初優勝を飾ったガスリー+アルボン+レッドブル・ホンダ。ガスリーは好調を持続している。

ノリス+マクラーレンがコースオフからコンクリートバリアにクラッシュ、ストレートを駆け下ってきたライコネン+アルファロメオと、ピットアウトしてきたペレス+レーシングポイントがピット出口先の1コーナーでニアミス接触の他にも、コースオフが多発して赤旗2回の荒れた展開だった。

高速の折り返し区間を含めて全体にコース幅が狭く、モナコのようにコンクリートと金網に囲まれているワケではないが、コースオフすると砂利を敷きつめたグラベルにつかまるリスクがきわめて高いコースであることも明確になった。

コース幅の狭さは、追い越しが難しくなり、ドライバー全員がグリッドの重要性を認識し、明日の予選は、いつも以上に重要になることも見えた。

ベストのアタックのためには、マシンのレベル、パワーユニットの出力、ドライビングの正確さ、ドライバーの決断力はもちろん、コーナーで遅いクルマにひっかからないことを想定したマシンを送り出すピットのタイミングの読みもきわめて重要になることから、予選で大きなドラマが生まれる可能も想定される初日だった。

フリー走行2結果
1. ボッタス+メルセデス
2. ハミルトン+メルセデス
3. フェルスタッペン+レッドブル+ホンダ
4. アルボン+レッドブル・ホンダ
5. リカルド+ルノー
6. オコン+ルノー
7. ペレス+レーシングポイント
8. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
9. ライコネン+アルファロメオ
10. ルクレール+フェラーリ
11. ストロール+レーシングポイント
12. フェッテル+フェラーリ
13. サインツ+マクラーレン
14. ノリス+マクラーレン
15. クビアト+アルファタウリ・ホンダ
16. ラッセル+ウィリアムズ
17. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
18. ラティフィ+ウィリアムズ
19. マグヌッセン+ハース
20. グロジャン+ハース

[STINGER]山口正己
photo by HONDA

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