赤旗2回の大荒れトスカーナGP
F1初開催のムジェロ・サーキットのトスカーナGPは、赤旗2回の大荒れのレースになった。
完走は12台。最近にないリタイア率だが、リタイアは全車クラッシュが原因だった。
まずは、スタート直後の2コーナーで後方集団の中で接触が起き、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ、ガスリー+アルボン+レッドブル・ホンダが消えた。Q1落ちの屈辱をレースで晴らす、と言っていたガスリーは、スタート直後のアクシデントで、1周もせずにレースを終えた。
スタートがやり直しになったが、今度はスタートのコントロールライン手前で、先頭のボッタス+メルセデスが加速する前に最後方のジオヴィナッツィ+アルファロメオが加速して前車に追突するアクシデントが起きた。再び赤旗が提示され、またまスタートやり直し。
結局レースがゴールしたのは、最初のスタートの15時10分から2時間半以上が経過した17時32分。
メルセデスの2台に続いて、果敢なレースを見せていたアルボン+レッドブル・ホンダが3位。アルボンはF1初の表彰台に登壇した。
[STINGER]山口正己
photo by REDBULL