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ホンダのフォーミュラE参戦はいつ!?

ホンダは、10月2日の八郷隆弘社長の会見で、来年一杯をもってF1活動の終了を報告した。

さて、その後について、モータースポーツが基盤であるホンダはどこに進むのだろうか。

モーターレーシングが中心ではない会社になるんでしょ、という意見もある。しかし【STINGER】は、ホンダからモーターレーシング取り去ると、何も残らない、という考えから、あえて、このテーマを考えてみたいと思う。あらたなビリティの提案も結構だが、本気で、トヨタと勝負できるとは、まさか思っていないと考えるからだ。

ホンダにはホンダの闘い方があり、そのやり方でここまでのポジショをホンダは築いてきた。地位とはいわずにポジションといったのは、身の程を知った定位置を示したいからだ。

トヨタがいて、ニッサンがいて、やがて消え、三菱、ダイハツ、スバル、マツダがすべてトヨタに吸収された。その中で、まさにホンダは自らの“ポジション”を護って今日に至った。

その根幹にあったのは間違いなくモーターレーシングであり、その頂点のF1GPだった。

トヨタも一時、F1GPに参戦し、世界制覇を標榜したが、見事に破れた。いや、トヨタは“破れた”とは言っていないが、2000年からのF1活動の結果は、紛れもなく敗戦だった。では、ホンダはどうだったのか。

10月3日の八郷隆弘社長の会見では、F1のリソースやノウハウを、新たなカーボン・ゼロの研究開発に流用すると何度も繰り返したが、ホンダのDNAとしての“レーシングマインド”の発露は、どうるのだろうか。

FIAは、F1に変えて、フォーミュラEにシフトする動きを見せている。ただし、明確に『F1→フォーミュラE』と断言しているのではなく、なんとなくフォーミュラEに移行していく、という流れだが、ホンダの“意志”はどこにあるのだろうか。

フォーミュラEの位置づけは、『未来のF1』のはずだが、現状、そのポジションは確率されていない。まぁ、そうなるのが本筋、とは思えても、実際には、フォーミュラEにそのポテンシャルを感じることはできない。

多分、ホンダ自身も、本体のフォーミュラEの未来が見えないことから、名言できないのが現実と言えそうなムードだ。

フォーミュラEは、2014年に北京で行なわれた開幕戦から、毎年アップグレイドする計画が届けられていたけれど、現在はその流れが曖昧になって明確な未来がに見えないままになっている。

そうなった理由は、そもそもフォーミュラEが発足した理由が、VWのリコールから視線を避けるためという理由が定説になっているが、それ以前に、ハイブリッド対応が遅れたドイツが、最後の悪あがきだったというのが本当の理由だったとも。

いずれにしても、日本が最先端にいるハイブリッドの技術が、世界的にリーダーシップをとっていく方向だった。

ところで、ニッサンの終焉を機に、一躍、トヨタに次ぐ自動車メーカーになったのがホンダだった。

そのころから、ホンダは迷い道に入り込んだという意見がある。ホンダらしさが徐々に薄れ、S360からスタートしたアイデンティティが薄れ、『トヨタ化』が進み、沢山売って、市民権を得る会社になっていった。

そもそもホンダは、F1活動を行なっていることが言ってみれば家訓であり、それを標榜している会社に入りたいということから求人広告を出さなくても吸引力をもっていた。

実際、1980年台から1990年台のホンダの経営陣の中には、「映画館で最初に流れるニュースで、ホンダがF1に参戦することを知って社員募集に応募した」という証言も聞いている。

果たして、ホンダが次に目指すフォーミュラEにその求心力があるのだろうか。2020年秋の時点では、それがあるとは到底思えない。

[STINGER]山口正己
photo by ABB FormulaE

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