寒空を吹き飛ばす僅差の闘い–アイフェルGP予選
2020F1GP第11戦『アラムコ・アイフェルGP』の予選が、曇天のニュルブルクリンクサーキットで行なわれ、気温9℃という肌寒気候の中で熱い闘いが展開した。
1-2がメルセデス、3番手にレッドブル・ホンダと、リザルトはいつも通りだが、内容はいつになく拮抗した闘いだった。2台のメルセデスはバルテリ・ボッタス-ルイス・ハミルトンの順で、ハミルトンと3番手のマックス・フェルスタッペン+レッドブル・ホンダとの差は、僅か0.04秒。
トップ3が1分25秒台に並び、4番手のシャルル・ルクレールタスフェラーリから14番手のアントニオ・ジオヴィナッツィ+アルファロメオまでが1分26秒台にひしめいた。
1週間前に、八郷隆弘社長が2021年限りのF1終了宣言を行なったホンダは、宣言後初のグランプリ。フェルスタッペンの3番手を筆頭に、アレキサンダー・アルボン5番手、ピエール・ガスリー13番手、ダニール・クビアト14番手のグリッドからのスタートとなった。
セバスチャン・フェッテルは11番手に甘んじたが、シャルル・ルク
レールが4番手と、フェラーリの復調が目立ったことも予選のトピックスとなった。シーズン終盤の活躍に期待が集まった。
また、体調を崩して欠場となったランス・ストロールの代りにピンクのレーシングポイントにはニコ・フルケンベルグが座ったが、フリー走行なしのいきなりの予選からの出走となり、あえなく最後尾でQ1落ちを喫した。
決勝レースは、日曜日の日本時間21時10分にスタートする。
◆アイフェルGP予選結果
1. ボッタス+メルセデス
2. ハミルトン+メルセデス
3. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
4. ルクレール+フェラーリ
5. アルボン+レッドブル・ホンダ
6. リカルド+ルノー
7. オコン+ルノー
8. ノリス+マクラーレン
9. ペレス+レーシングポイント
10. サインツ+マクラーレン
—-以下Q2ノックアウト
11. フェッテル+フェラーリ
12. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
13. クビアト+アルファタウリ・ホンダ
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
15. マグヌッセン+ハース
—-以下Q1ノックアウト
16. グロジャン+ハース
17. ラッセル+ウィリアムズ
18. ラティフィ+ウィリアムズ
19. ライコネン+アルファロメオ
20. フルケンベルグ+レーシングポイント
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES