フェラーリのポルトガルGP
マラネッロから今週末のポルトガルGPに向けてのコメントが届いた
今週末のポルトガルGPは、例年とは違う展開の中での第12戦であり、ムジェロに続いて、今回はポルティマンの通称で知られるアウトードロモ・インターナショナル・ド・アルガルヴェが舞台となる。
66周のレースを迎えるポルティマオは、ポルトガルの南に2008年11月にオープンしたポルティマオの丘の300ヘクタールを超える丘陵地帯の4.692kmの起伏に富んだテクニカルで要求が厳しいコースだ。
メインストレートは長さが1km近くあり高速右コーナーから後は、低速から高速までが降り混ざるアップダウンとの闘いになる。
スクーデリア・フェラーリは、1989年にゲルハルト・ベルガー、1990年にナイジェル・マンセルで2連勝している。コースは、いずれも、エストリル。
セバスチャン・フェッテル
「ボクはポルティマノでレースをしたことがないけれど、新しいトラックでレースをするのはいつでもとても刺激的です」
「レイアウトは変化に富み、ブラインドコーナーがいくつかあって判断が難しいことがわかります。できるだけ早くサーキットのコツをつかむために、フリー走行を最大限に活用することが重要になると思います」
シャルル・ルクレール
「2015年にフォーミュラ3でポルティマオで1回だけレースをしたことがあります。覚えているのは、たくさんの上り坂と下り坂でのドライブがとても楽しかったこと。それはモダンで興味深いサーキットであり、先々週のニュルブルクリンクより、天気はよりもはるかに暖かいはずで、気温の高いバラエティに富んだコーナーで、クルマのハンドリングをチェックするのは興味深いです」
エンリコ・カルディレ・パフォーマンス開発責任者
「私たちはすでにソチで車のエアロパッケージにいくつかの小さな変更を加え、ニュルブルクリンクでさらにいくつか変更を追加しましたが、ポルティモアでは、主にディフューザーを更新し、数か月にわたって設定されたプログラムを完了します」
「重要なことは、我々の開発が正しい方向に進んでいることを確認することです。過去数回のグランプリからの兆候はポジティブであり、同じことが今週末にも当てはまることを願っています」
「今年はこれまで以上に、開発は次のシーズンを目指していることを考慮しなければなりません。それでも、SF1000でパフォーマンスが向上することを期待しています」
「今年は2列目または3列目からのドライコンディションで戦えたのは2~3回だけですが、グリッドの周辺はタイムが接近していて、僅かな差で4位から12位辺りまで変化する激しい闘いになっています」
【STINGER】
photo by FERRARI