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ホンダ陣営のポルトガルGP初日by田辺TD

雨雲が広がる丘陵地帯。24年ぶりポルトガル初日を象徴するシーン。

23日金曜日に、2020F1GP第12戦ポルトガルGPのフリー走行1と2がそれぞれ1時間半のフリー走行を予定通り行なった。ホンダ陣営の4台は、起伏に富み、他とは趣が違うアルカルベ・サーキットで、予定のプログラムを進めた。

アストンマーチン・レッドブル・ホンダもスクーデリア・アルファタウリ・ホンダともに好調なペースを見せたが、ガスリーのマシンが走行中に後部から炎が上がるトラブルが発生するなど遭遇するなど、波乱に富む初日となった。

アルガルベはF1初開催のため、コースのグリップが低いFP1から、限界を探るためにプッシュ走行をトライ。マックス・フェルスタッペン、ダニール・クビアトがスピンを喫する場面もあったが、フェルスタッペンが3番手、アレクサンダー・アルボンが5番手、ガスリーが10番手と、4台中3台がトップ10入り。クビアトも、チームメイトのガスリーと約0.1秒差の13番手に着けた。

FP2の最初の30分は、ピレリ・タイヤのテストセッションとなり、全チームがプロトタイプのタイヤコンパウンド使用が義務付けられ、全車がピレリ指定のプログラムに従って走行した。

残りの60分間が通常のフリー走行となったが、ガスリーのマシン後方から炎が上がってストップ、セッションは赤旗中断に。このトラブルについてホンダは、炎上箇所の確認と原因の特定に取り掛かり、同時にパワーユニット(PU)の損傷度合いの分析を行なっている。

赤旗中断後、ターン1でフェルスタッペンが、ランス・ストロール(レーシングポイント)と接触。再び赤旗が掲示され、フェルスタッペンは燃料の少ない状態でソフトタイヤを使ったアタックラッ プの確認ができなかったが、フェルスタッペンはこのセッションでバルテリ・ボッタス(メルセデス)に次ぐ2番手タイムをマークした。

ガスリーが7番手、アルボンが10番手となり、Honda PU勢はFP1に続いて3台がトップ10入りし、予選シミュレーションができなかったクビアトは17番手となった。

ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカル・ディレクター
「F1初開催となったアルガルベ・インターナショナル・サーキットでの走行初日は、2回のプラクティスセッションを通して車体とPUの最適化を進めていきました」

「PUとしては、事前のシミュレーションをベースにP1、P2で走行した実データを元に改善を進め、明日の予選、レースに向けて、データを解析して準備を進めます。ムジェロやニュルブルクリンクでの経験が生き、最適化がスムーズに進むようになり、さらに細かいところの詰めに時間を割くことができるようになってきています」

「FP2の中盤に発生したガスリー選手のトラブルについては、電源がシャットダウンしたことが起因となっていたことは確認しています。マシンがガレージに戻ってくるのを待ち、何が起こっていたのかの確認と、原因の特定を進めていきます。マシンが大きく燃えてしまいましたが、まずはガスリー選手に怪我などがなかったことは幸いだと感じています」

【STINGER】
photo by Honda

 

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