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角田裕毅、上出来のF1初走行!!

いざ、F1へ!!

先週末に2020年F1GP第13戦エミリア・ロマーニャGPが行われたイタリアのイモラ・サーキットで、角田裕毅がスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのシートに納まった。

ホンダは、角田裕毅を2021シーズンにF1デビューさせるため、まずは今シーズンの残りのレースの金曜日フリー走行を走らせる予定といわれ、このテストは、その権利を得るための300kmの走行マイレージを満たすためのものとなる。

ホンダの若手育成プログラムのフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトのメンバーであり、レッドブル・ジュニア・チームに所属する角田裕毅は、今シーズンはカーリンからFIA-F2に参戦、F1への経験を積んでいるが、F1への階段の明確な1段を踏み出した。

早朝9時半、気温14℃という最適とはいえない曇天のコンディションのなかで、霧が晴れ、路面はハーフウエット。角田裕毅はまず、ウエットタイヤを履いてスタートした。

インスタレーシ ョンラップから4度のスティントを経て、5度目のスティントからドライタイヤに交換。元々が複雑なハイブリッド・システムで、多くの操作が強いられるF1マシンでの初走行を、チームのエンジニアとコミュニケーションを取りつつドライブ、マシンの感触を確かめていき、午前と午後にそれぞれ36周ずつ、合計72周(約350km)を走行し、予定のプログラムをすべて終了した。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのトスト代表にフィーリングを伝える。

昨年の鈴鹿の金曜日フリー走行を敢闘した山本尚貴以来となった日本人ドライバーのF1ドライブを終えた角田裕毅は、「初めてのF1マシンでのドライブは少し疲れましたが、とても楽しかったです!」と開口一番目を輝かせた。

「ブレーキのパフォーマンスやアクセルの加速がこれまでドライブしたマシンとはまったくの別次元でした」

「今日は競う相手がいたわけではなかったので、F1マシンに慣れ、目標だった300kmを走り切ることに集中しました」

エンジニアとも和気あいあい。

「ドライビングについ ては、ステアリングスイッチが多く複雑ですが、事前にシミュレーターで練習を繰り返し、トレーニングも入念に行なってきたので、特に問題はありませんでした」

「ハイスピード・サーキットのイモラでのドライビングということも含め、F1マシンでの走行を本当に楽しむことができました」

「スクーデリア・アルファタウリのエンジニアたちとは、先月のシート合わせのときからコミュニケーションを始めましたが、イタリア人で陽気なメンバーも多いので、冗談を言い合いながら仕事を進められ、すでにいい関係を築けています。もちろん、日本語でコミュニケーショ ンが取れるHondaのエンジニアとも、PUについて様々な話をしています」

「今シーズンのF2は、残りの2ラウンド(4戦)が残っています。自分としては、一つのセッション、一つのラップ、一つのコーナーといった感じで、目の前にある課題に集中するのみだと考えていますし、最終的にそれを結果に繋げられればと思っています」

【STINGER】
photo by Honda

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