4台ともトップ10グリッド!!–ホンダのバーレーンGP予選
28日に行なわれたバーレーンGPの予選で、ホンダのパワーユニットを搭載した4台すべてがQ3に進出した。4台そろってのQ3進出は、エミリア・ロマーニャ以来の2戦ぶりで今季2回目。
金曜日のFP2でアルボンがクラッシュし、アストンマーチン・レッドブル・レーシングは、シャシーの交換を行なって土曜日に備え、アルボンはFP3に出走、チームメイトのフェルスタッペンがトップタイムを記録。予選では、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台も、Q1から高い競争力を見せた。
レースのスタート・タイヤを決めるQ2では、どのチームもソフトタイヤでの決勝スタートを避けるべく、ミディアムでのQ2通過を目指して接戦を展開。Q3では、フェルスタッペンが最初のタイムアタックでトップから0.2秒差でメルセデスの2台の間に入るが、最後のタイムアタックではタイムを伸ばしたものの3番手。フェルスタッペンは路面の汚れが少ない奇数列グリッドからスタートとなった。自己ベストタイの5
番手グリッドを決めたチームメートのアルボンが、隣の4番グリッドからレースをスタートする。
トップ4以降は拮抗し、10番手までの7台が0.296秒の間に入る僅差の戦いとなり、ガスリーが8番手、クビアトが10番手となった。レースでは、4台ともに戦略的に有利 なミディアム・タイヤでレースをスタートする。
ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカル・ディレクター
「今日のバーレーンGP予選は、4台が揃ってQ3進出を果たし、まずまずの結果になりました。アストンマーチン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペンが3番手、アルボンが4番手と、2列目からレースをスタートできることは悪くないと思っています。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、調子のよさを見せていただけに、非常に僅差での8番手と10番手はやや残念な部分もありますが、ロングランペースは悪くないのでレースでポジションを上げてくれればと考えています」
「ここ数戦、予選結果を上手くレースの結果に繋げられていないので、チームと連携して明日はよいポジションでフィニッシュできるように準備を進めます」
【STINGER】
photo by Honda