ラッセル、大躍進!!
ウィリアムズでテールエンダーを脱する走りで注目されていたジョージ・ラッセルが、ルイス・ハミルトンの代役としてゼッケン63を着けたメルセデスのシートに収まり、2020F1GP第16戦ザヒールGP初日のフリー走行の1、2とも、フェルスタッペン+レッドブル・ホンダを従えてトップタイムをマークした。
ジョージ・ラッセルのフリー走行2のベストタイムは、0分54秒713。2番手のフェルスタッペン+レッドブル・ホンダとは0.128秒の差だったが、チームメイトのバルテリ・ボッタスを0.6秒以上突き放す駿足だった。
ボッタス+メルセデスは、フリー走行1でフロアを損傷し、FP2ではトラックリミット・オーバーで最速タイムを抹消されていたが、それもジョージ・ラッセルの速さを印象づけるための要素になった。
「いまの段階では、上出来とは言い難いです。レースペースは決してよくないし、FP2のロングランでは燃料に問題があった。レースのカギはそこにあるからね。コクピットで運転を楽しめるようになるようにセットアップをまとめるために、まだまだやるべきことがたくさんあるので、土曜日は違うストーリーになると思います」
2021年シーズンをメルセデスで闘うことになっているラッセル、早くも実力の片鱗を見せている。
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES