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申し分ない完全勝利–ホンダの2020最終戦by田辺TD

フェルスタッペンの完璧な勝利にしてやったりの田辺TD(左)と山本MD。

F1GP第17戦アブダビGP決勝が、2020年の最終戦として13日に行なわれ、ホンダのパワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが、ポールポジションからダッシュを決めた。2位のバルテリ・ボッタスに10秒以上の差をつける圧倒的な勝利を飾り、ホンダのパワーユニット勢は、3台が入賞してシーズンを締めくくった。

フェルスタッペンは、オープニングラップで後続をDRS圏外まで突き放してリードを確保。5番手からスタートしたアレクサンダー・アルボンは、6周目にマクラーレンのランド・ノリスをパス。2-3番手のメルセデス2台をアストンマーチン・レッドブル・レーシング2台が挟む形でレースを進めた。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、ダニール・クビアトがスタートポジションの7番手を守り、ピエール・ガスリーは1つポジションを落として10番手で1周目を終えたが、その後ペースを上げたガスリーは、クビアトとポジションを入れ替えて8・9番手で序盤を進めた。

11周目、レーシングポイントのセルジオ・ペレスがトラブルでコース上に止まってバーチャルセーフティカーからセーフティカー出動。ゴールまでハードタイヤで走りきれる周回数だったことから、ホンダ勢は、多くのドライバーとともに4台全車がピットインしてタイヤ交換を行なった。

フェルスタッペンはピットアウト後もリードを拡大し続け、レース最終盤までファステストラップを保持してゴール。最終ラップにルノーのダニエル・リカルドにファステストラップを奪われたが、ポールポジションから全ラップリードを記録して最終戦を完勝で締めくくった。

 

アルボンはタイヤをうまくマネージメントしながら、終始4番手でレースを進め、終盤はメルセデス勢との差を詰め、3位のルイス・ハミルトンに約1.5秒差まで迫って4位でフィニッシュした。

レース序盤でピットストップを行ったガスリーは、ステイアウトしたマシンの後方にポジションを下げ、トラフィックの中で前を塞がれるが、フェラーリのシャルル・ルクレール、レーシングポイントのランス・ストロールをター ン11で立て続けにオーバーテイクし、フェラーリのセバスチャン・ベッテルもパスして8位でフィニッシュ。クビアトも同様に後方へと順位を落としたが、追い上げてポイントまであと一歩の11位でチェッカードフラッグを受けた。

ホンダのパワーユニットは、2019年と同じ3勝をマーク。昨年の勝利はすべてフェルスタッペンによるものでしたが、今年はレッドブル・レーシングが2勝、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダが1勝を挙げ、14回の表彰台に登壇した。

また、レッドブル・レーシングは、2016年以来4年ぶりのコンストラクターズランキング2位を獲得、スクーデリア・アルファタウリは、トロロッソとして参戦開始した2006年以来最大の103ポイントのコンストラクターズポイントを記録した。

また、4人のドライバーともにPUの使用をレギュレーション通りの年間3基以内に収め、PU交換に関するペナルティを受けることなく、PUマニュファクチャラーの中では唯一のノーペナルティーでシーズンを終えた。

ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカル・ディレクター
「ーズン最終戦アブダビGP決勝は、アストンマーチン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペンがポールポジションから優勝を飾り、ホンダとしてシーズン3勝目を挙げることができました。フェルスタッペンは終始トップを譲らない力強い走りで、ライバルを寄せ付けずチェッカーフラッグを受け、最終戦を勝利で締めくくっ てくれました」

「チームメートのアルボンは、終盤前のクルマ(ハミルトン+メルセデス)に迫る走りを見せたものの、残念ながら4位、Scuderia AlphaTauriのガスリーは、見事なオーバーテイクをいくつも見せて8位、クビアト選手はピットストップでポジションを大きく落としたことが響き、惜しくも入賞には一歩届かず11位という結果でしたが、ホンダとしていい形でシーズンを締めくくることができまし た」

「コロナ禍の中、短期間かつ過密日程で戦うことになったシーズン全体を振り返ってみると、アストンマーチン・レッドブル・レーシングと一緒にチャンピオンシップ獲得を目標としてシーズンインを迎えたものの、結果としてはチャンピオンのメルセデスに大きく離される悔しい一年になりました。パッケージとしてさらなる進化を果たさなくてはいけないことを痛感している一 方で、今日の勝利以外にも、F1の70周年記念レースでの勝利や、スクーデリア・アルファタウリとの50戦記念レースでガスリー選手が初勝利を挙げるなど、記憶に残るレースができたと思っています」

「また、シーズン3基の使用が許されているPUレギュレーションに沿う形で、Honda PUを搭載する4台すべてがPU交換によるペナルティーなしでシーズンを終えられたことは、過去に学び信頼性の向上を図れた結果だと思っています」

「コロナ禍によりさまざまなイレギュラーに対応し、厳しいシーズンを戦い抜いてくれたHonda、Red Bull、AlphaTauriのすべてのメンバーに、感謝の言葉を贈りたいと思います。そして、それを支えた家族、さらにはその活動を支えてくれた方々にも感謝いたします」

「すでに発表されているように、来年はホンダにとってF1に参戦する最後の一年になります。チャンピオンシップ獲得を目指し、ファクトリーではさらなるパフォーマンスアップに向けて、チームとともに開発を懸命に続けていきます」

「ここから短いオフシーズンに入りますが、さらに強くなって戻ってきたいと思います。みなさま、今シーズンも応援をいただき本当にありがとうございました。そして、来年もご声援をよろしくお願いいたします」

【STINGER】
photo by Honda

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