フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ完璧な締めくくり!!
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダが、完璧な週末で2020年シーズンを締めくくった。
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、スタートでダッシュを決めると、以後、2-3位の王者メルセデスをじわじわと引き離し、最後は10秒以上の差を着けて今期2勝目、F1GP通算10勝目を完全勝利で決め、今回の優勝で、表彰台は165回目、7連続を達成した。
ファステトスラップは、最終ラップにルノーのダニエル・リカルドにさらわれハットトリックはならなかったが、文句の着けようがない勝利だった。
「タイヤをケアしながら、大切に走った。クルマのバランスがとてもよかった。ポディアムを楽しみます」
2位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、「ルイス(ハミルトン)は抑えたけれど、同じようなレースペースと思っていたけれど、マックスは驚くほど速かった。チームのみんなのおかげでいいシーズンを過ごせました。オフシーズンは、クリスマスを家族と久々に楽しんで、リセットして、トレーニングして一からやりなおしです」
ハミルトンがフェルスタッペンに駆け寄って祝福の握手。
ハミルトンは、コロナ陽性の診断で、前戦のバーレーンGPとザヒールGPを休戦。まだ、咳をしている体調で、アブダビも欠場の可能性があったが復帰。終盤、レッドブル・ホンダのアルボンに迫られたが、3位を護った。
「ここ数週間を考えると、体調はまだベストではないけれど、満足です。ずっとサポートしてくれたチームに感謝しています。コロナでこれだけ打ちのめされたのは、初めての経験。健康が回復して生き延びたので、これからトレーニングしてやり直します」
レース序盤に、セルジオ・ペレスのレーシングポイントが、パワーユニットのトラブルで戦列を離れ、メルセデス、レッドブル・ホンダに次ぐコンストラクターズ3位は、ランド・ノリス5位、カルロス・サインツ6位に食い込んだマクラーレンのものになった。
2020年に表彰台に登ったドライバーは13人に昇った。最後に上位に食い込んだドライバーとチームは、気分よくシーズンオフを迎えられるが、今年の仕事は、火曜日からの合同テストが残っている。
2020F1GP最終戦アブダビGP結果
1. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ボッタス+メルセデス
3. ハミルトン+メルセデス
4. アルボン+レッドブル・ホンダ
5. ノリス+マクラーレン
6. サインツ+マクラーレン
7. リカルド+ルノー
8. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
9. オコン+ルノー
10. ストロール+レーシングポイント
11. クビアト+アルファタウリ・ホンダ
12. ライコネン+アルファロメオ
13. ルクレール+フェラーリ
14. フェッテル+フェラーリ
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. マグヌッセン+ハース
19. フィティパルディ+ハース
——–以下、リタイア
ペレス+レーシングポイント
[STINGER]山口正己
photo by Honda