テスト3日間で494周。速いだけではないメルセデス!?
バルセロナ・テスト-1の3日間で、メルセデスの速さが際立ったが、速いだけではなかった。
3日間にカタルーニャ・サーキットを走行した周回数でも、メルセデスは、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの二人で494周を走破して1位。
しかし、アストンマーチン・レッドブル・ホンダも3日目には最多ラップをこなして、合計471周を走り込んで盛りだくさんのデータを収拾した。
ホンダを積むスクーデリア・アルファタウリは、ピエール・ガスリーの走行開始直後のスピンなどもあって周回数は384周に留まったが、チームは、“充分なデータが収拾できた”と前向き。
反対に走り込みが足らなかったと言わざるを得ないのは、発表が遅れたルノー。発表予定日に部分写真しか見せられなかったアビデブール代表は、“いま見せる必要はない”と豪語していたが、2日目には、全チーム中最小の93周と、メルセデスの半分の距離しか走れず、遅れは否めない状況。
それでも、ルノーを含め、3日間合計で、最も走行距離が少なかったハースも316周をこなしている。同じコースで行なわれるスペインGPはが58周で行なわれることを考えると、その5倍以上は走れていることになり、26日からの合同テスト2回目に向けて、さらに充実した走り込みが期待できそうだ。
[STINGER]山口正己
photo by PIRELLI