佐藤琢磨、26番手スタートから12位フィニッシュ–インディカー第14戦ポートランド
9月12日にオレゴン州ポートランドで行なわれた2021年NTTインディカー・シリーズ第14戦の決勝で、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 パナソニック/Mi-Jack ダラーラ・ホンダの佐藤琢磨は、12位で完走した。
前日のエンジン交換で6グリッド降格ペナルティを受け、26番グリッドから決勝レースに臨んだ琢磨は、好スタートを切り、直後の多重クラッシュを交わして17番手にジャンプ。一時は2番手まで順位を上げ、39周目と76周目にピットストップを行ない、110周のレースを12位でフィニッシュした。
次の第15戦ラグナセカは、来週の日曜日に決勝レースを行なう。
佐藤琢磨
「後方グリッドからスタートしたことを考えればいいレースだったといえます。2ストップ作戦でレースを走りきりましたが、同じ作戦を選択したドライバーのなかでも、最も長いスティントをこなしたドライバーのひとりだったと思います」
「上位チームや上位ドライバーを除くと、彼らは自由にピットストップのタイミングを選べたので、よりよいコンディションで走行でき、結果として思うように順位を上げられませんでした。トップ10でフィニッシュしたいところでしたが、それでも手堅い結果だったと思います」
「メカニックたちは素晴らしい働きを示してくれました。ロードコースで驚くような速さを見せて追い上げたのですから、ボクたちにとってポジティブな週末だったことは間違いありません。残り2レースとなりましたが、ここでもいい結果を残せると期待しています」
【STINGER】
photo by HONDA