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マクラーレンの混迷!?

マクラーレンは11日月曜日に、2022年シーズンにフォーミュラE世界選手権にフル参戦する選択肢があることを公表した。

これまでのマクラーレンは、F1GPを中心据え、インディ500を中心にするインディカーやWEC、フォーミュラEなどをに活動範囲を広げていたが、ザック・ブロウンがチームを牽引するようになってから、F1がおろそかにされ、方向が定まらず見方によっては混迷しているように見えている。

今回の発表は、チームが別のシリーズへの参入を検討しているようだが、最初に決まったのが2022年からのフォーミュラEへのチャレンジ。2年後の長期計画という意味では、周到な準備の現れと言えるかもしれないが、F1でなくていいのか、という疑問も浮かぶ。

気になるのは、マクラーレンがF1GPでの勝利に2012年最終戦のブラジルGPでのバトンの勝利以来、8年間勝っていないことだ。8年間無勝利は、1966年のチーム創立以来のこと。参戦2年目の1968年に優勝した後、これまで8年間も勝利がないことはない。2020年が、三強に続くシリーズ4位にはなったが、不振が続いている。

この状況でチームが何をすべきかは明らかだ。少なくとも、他のカテゴリーではなくF1GPだ。歴史上最も長い勝利のない呪縛を終わらせることに全力を注ぐべきという意見が最も自然。まずはF1で勝てるチームに整えるべきではないか。

2019年に、ポルシェ919Hybridをチャンピオンカーに仕立てたアンドレアス・ザイドルが加入し、チームが整然と機能するようになり、その結果として2020年のシリーズ4位につながったが、ここは、まずF1GPの体制固めをしっかり行なった上で、他の手を広げること。それが最優先であることに、ロン・デニスを追い出したザック・ブラウンが気がつくかどうか。そして、ダニエル・リカルドにlい仕事をさせることができるかどうか。新制F1が始まる2022年に向けて、マクラーレンに注目しておきたい。

[STINGER]山口正己
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