ペレス、“独特な”レッドブルの特性を掌握!!
26日にシルバーストン・サーキットで行なわれた“フィルミングデー”で、レッドブル入りしたセルジオ・ペレスは、初めてサーキットを走ったレッドブルRB16Bの特性を、1日で掌握したと、自信のコメントを伝えた。
まず、レッドブルが、これまで乗ってきたザウバー、マクラーレン、フォースインディア(レーシングポイント)とは違う動きをすること。その理由は、レッドブルが、空力的な考え方から、フロントを低くリヤを高い姿勢にしていることから、フロントのグリップが高くステアリングの応答性は優れているが、リヤが軽くなる方向のため、シビアになること。
アレキサンダー・アルボンやピエール・ガスリーが最初苦戦したのは、それが理由と考えられるが、その特性は、マックス・フェルスタッペンが証明しているように、使いこなせば武器になる。
ペレスは、「4~5レースあれば、感覚をつかめる」と言った。このコメントから、フィルミングデーは、タイヤも違い、条件が限られた中でマシンの特性をつかみ、“4~5レース”と期間を決めたことから、ペレスが、昨年のバーレーンGPでの優勝で自信を着けたことと、初めてのトップ・チーム入りに夢を馳せていることが分かる。
セルジオ・ペレスが2021年の台風の目になることは間違いなさそうだ。
[STINGER]山口正己
photo by REDBULL