角田、未開のポルトガルGP
角田裕毅が、スポンサーであるDAZNの番組で、今週末にアルガルベで行なわれるポルトガルGPへの意気込みを語った。
ここまでのバーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)とエミリア・ロマーニアGP(オートドロモ・ディ・イモラ)の2戦は、いずれも走ったことのあるコースだが、ポルトガルGPの会場となるアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェは、走行経験がない。角田は素直に未経験であることを認め、「難かしいレースになると思います」とコメントした。
「ポルトガルGPのコースは、初めてですが、F3やF2でも初めて走ることが何度もあったので、その経験を活かしたいと思います」
「ここまでの2戦のコースは、走ったことがあったので、木曜日の下見では、チームともレースの戦略などを考えながら歩けましたが、今回は、シミュレーターでは走ったことがあるので、実際のコースを確認しながら歩こうと思っています」
「フリー走行1では、前回のイモラの予選のようなことがないように(セーブして)走ります(笑)」
下から登っていくのではなく、上から降りていく角田スタイル。コースのDRSゾーンが1カ所追加されたことを「知らなかった」という呑気さとアグレッブな攻めのマインド。F1の限界は体得した第3戦の“三度目の正直”に期待しておきたい。
[STINGER]山口正己
photo by Honda