ホンダのポルトガルGP予選by田辺TD
5月1日土曜日に行なわれたF1GP第3戦ポルトガルGPの予選で、ホンダのパワーユニット搭載の4台のうち3台がQ3へ進出。レッドブル・ホンダの2台が2列目に並んだ。
Q1で、セルジオ・ペレスがターン4でスピンを喫したが、強風が吹き荒れ、路面のグリップも低く、非常に難しいコンディションの中で、4台もとQ1突破。決勝レースを睨んでタイヤ選択が分かれたQ2では、レッドブル・ホンダの2台がミディアムタイヤで突破。
一方のスクーデリア・アルファタウリ・ホンダにとっては難しいQ2となり、ピエール・ガスリーが10番手で6戦連続のQ3進出を決めたが、ポルティマオが初走行だった角田裕毅は、14番手で敗退した。
FP3を首位で終えたフェルスタッペンは、Q31回目アタックでトップに立つが、ターン4でトラックリミット違反でタイム取消。タイムなしで最終アタックに臨んだが、最初のアタックから0.5秒近くタイムを落として3番手に。ペレスが4番手で続いた。
ガスリーも、ターン14で膨らんで最終アタックのタイム抹消となったが、9番グリッドを獲得した。
ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「両チームともに風の影響やタイヤグリップなどに苦しむ、難しい予選となりました。 その中で、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが3番手、ペレスが4番手と、2列目に並びました」
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリーは昨年から6戦連続でQ3に進出して9番手、安定した予選のパフォーマンスを見せました」
「アルガルベ初走行となる角田は、残念ながらQ3進出を逃して14番グリッドとなりましたが、レースでは彼らしいアグレッシブな走りを期待しています。 昨日から本日へのコンディション変化など、明日に向けてデータを十分に解析してレースに備えます」
[STINGER]山口正己
photo by Honda