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ホンダのスペインGP予選by田辺TD–0.036秒差!!

まさに“好敵手”。フェルタッペン(左)とハミルトン。

2021F1GP第4戦スペインGPの予選は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップに僅差の2番手タイムを記録してフロントロー・グリッドを奪取した。

Q1では、20台が一斉にコースインしたことで最終シケインが渋滞し、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、この状況に加え、最後のアタック時にやや膨らんでグラベル上を通過してタイムロス。わずか0秒007秒差でQ2進出を逃したが、他の3台はトップ6に並んでQ1を突破。ピエール・ガスリーは、1回のアタックでQ2進出を決める好アタックを見せた。

Q2では、フェルスタッペンが2番手以下に大差をつけてトップタイムでQ3に進出。セルジオ・ペレスとガスリーは2度目のアタックでペレスが5番手、ガスリーは10番手と0秒016差の12番手となったが、スタートタイヤを自由に選択できる決勝に期待をつないだ。

Q3は激戦を極めた。1度目のアタックでフェルスタッペンがトップと0秒036秒差の2番手に着け、2回目のアタックでタイム向上を狙ったが、他の多くのドライバー同様に更新できず、2番手フロントローが決まった。

ペレスは最初のアタックのターン13でスピンしてタイムを記録できず、僅差の中で最終アタックで2列目まで約0秒2秒差の8番手となった。

ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「トップグループから中団グループまで、非常に僅差の予選になりました。その中で、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが僅かた0秒036秒で惜しくも2番グリッドとなりましたが、明日に向けて期待の持てるフロントローを獲得しました。チームメートのペレスは8番手と、いつもよりやや後ろからのスタートになりますが、レースでポジションアップを狙っていってくれればと思っています」

「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、接戦の中で、ガスリーが今年初めてQ3進出を逃して12番手、角田選手はミスもあり16番手となりました。ガスリーはタイヤ選択の自由があるので、レース戦略を含めて明日は入賞圏内を狙っていけると思っています。角田は、マシンのバランスにやや苦しんでいる部分もあるようですが、できる限りポジションアップしてフィニッシュしてもらえればと考えています」

「接戦では小さな差が結果に大きく影響します。持てるポテンシャルを100%発揮することが重要であるのに加えて、ミスは許されませんので、十分に準備を整えてレースに臨みたいと思います」

【STINGER】
photo by Honda

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