アルファタウリ・ホンダのスペインGP–ガスリー、辛くも入賞
予選でQ1落ちを喫してレースに賭けていた角田裕毅+アルファタウリ・ホンダは、僅か3周でマシン・トラブルで戦列を去った。ピエール・ガスリーは、10番手に食い込んで貴重なポイントを持ち帰ったが、グリッドの停止位置をはみ出していたカドでタイヤ交換の時のピットで、5秒間停止のペナルティを課され、それがなければ、最終ラップの最終コーナーで追いついたリカルド+マクラーレンの前の9番手でゴールできたレースを惜しんだ。
ピエール・ガスリー(10位)
「レースでは復調できたけれど、シーズン最初の2レースに比べると、明らかにペースを欠いていてイライラさせられています。さらにグリッドでの規定の位置に停めなかった誤りを犯して厳しいペナルティを受けて混乱しましたが、なんとか戦い抜いて10位に食い込みました」
「クルマは明らかにポテンシャルがあるけれど、それを一貫して活用できていないので、次のモナコに向けて、いくつかステップをしなければならないと思っています」
角田裕毅(リタイア)
「今週は本当にイライラが募る週末でした。予想していたペースを考えると、レースでリタイアしてしまったので、落胆しかありませんが、クルマはボクのコントロールを完全に離れていて、何がクルマに起こったのかわからない。なので、ガレージに戻って、エンジニアとともにすべてをレビューして調査したいと思います」
「今は、初めてのレースをする次のモナコを楽しみにする必要があります。F1を象徴するコースでドライブすることに興奮しています」
【STINGER】
photo by Scuderia AlphaTauri