明暗分けたガスリーと角田のモナコGP初日
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2人は、伝統の1戦を好調な滑り出しだったが、ピエール・ガスリーは、トップに食い下がる走りを終日継続したが、角田裕毅はモナコの洗礼も受けた。
ピエール・ガスリー
FP1 : 4th
FP2 : 7th
「とてもいい一日になりました。ペースが素晴らしく、力強いスタートを切り、マシンに自信を感じてハードにプッシュすることができました。午後もトップ10に入れたので満足はしていますが、マシンの中では大忙しでした」
「明日は、苦戦した部分を改善する時間に使いたいと思いますが、全体的には満足しています。モナコは独特で、特に路面のグリップやかなりバンピーな面があるので、そうした中 でパッケージがうまく機能するようにベストを尽くす必要があります」
「市街地コースで予選が重要なのは分かっていますから、そこに向けて改善を続けていければと思います」
角田裕毅
FP1 : 9th
FP2 : 20th
「残念ながら午後のセッションを早く切り上げなくてはなりませんでした。特にコーナーをハードに攻めたわけではないのですが、コーナーの出口でグリップを失い、ウォールに接触してしまいました」
「レースへの準備にどれだけ影響する か分かりませんが、走行時間を失うことは理想的ではありません。ただ、土曜に向けて2セットのソフトタイヤを持っているので、最悪の状況ではないと思っています。土曜に向けて万全の準備を行い、きっちりとアタックを決めたいと思います」
ジョナサン・エッドルズ・チーフ・レース・エンジニア
「FP1は汚れた路面でグリップしない状況で始まりましたが、ハードコンパウンドのタイヤが使い辛い状況の中で、2人のドライバーにできる限り多く周回できることを念頭に、ソフト・タイヤを中心にプログラムを進めました」
「FP1は、モナコでの極めて難しいセットアップを理解していることに助けられ、両方のドライバーの自信が加速され、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたので、この状況をFP2でも再現しようとしました」
「ピエールはよく働き、ペースはよく見えたけれど、ユウキは最後のセクターでサスペンションを傷め、走行を断念しなければなかった。土曜日の朝の走行に備えて、予選に向けてベストな状況が用意できるように準備をします」
【STINGER】
photo by Scuderia AlphaTauri